米航空宇宙局(NASA)は4日、
火星の地表上に塩分を含む水が流れている可能性が高いと発表した。
氷の状態で火星に水が存在している痕跡はこれまでにも見つかっていたが、
液体で存在する可能性が明らかになったのはこれが初めて。

 NASAが無人探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」からの画像データを分析したところ、
火星の春から夏に当たる期間に一部の傾斜地やクレーターの壁で筋状の模様を観測。
こうした証拠から、液体の水が火星上に現存する可能性が高いとしている。

 また、マイナス約130度にもなる火星表面で凍結していないことを考えると、
水は極めて塩分濃度が高い「シロップ状」だと考えられ、地表近くに水がたまっている可能性もあるという。

 NASAの科学者らは、液状の水があれば生命が存在する可能性もより高まるとしており、
NASAの委員会に参加したインディアナ大学の生物地球学者であるリサ・プラット氏は、
水が存在するとみられる7カ所で追跡調査を行う必要があると指摘した。