米政府債務のデフォルト(債務不履行)を防ぐため、財務省は8月15日に予定されている米国債保有者への290億ドルの利払いを優先させる計画だ。それ以外にも、納入業者や社会保障給付の受給者、軍人年金の受給者など、8月に支払い期限を迎える約1010億ドルの債権保有者がいる。
 オバマ政権高官は、債券関連の支払いができずデフォルトが起こると、それが金融市場を揺るがして、別の金融危機やリセッションを引き起こす恐れがあるとしている。オバマ大統領は、一部の支払いを他の支払いより優先させることは非常に難しいとし、議員に対して早急に結論を出すよう求めている。
 利払いに加えて、財務省は8月に償還を迎える5000億ドル近くの債券の借り換えも行わなければならない。そのうち870億ドルは8月4日が償還日だ。政府がデフォルトしない限り投資家は債券の購入を続けると思われるが、リスクが高まることからより多くの利払いを求めることも考えられる。 政府は8月3日に200億ドルを超える社会保障給付の支払いを控えており、その後も軍人給与の支払いなど、多額の支払いを予定している。