先ほど入った報道によれば、フィッチがギリシャを部分的にデフォルトにすると発表したようだ。ユーロ圏諸国によるギリシャへの第2次支援策が合意したことを踏まえての措置だとされている。(時事通信 20:10)

すでに指摘しているが、この部分的デフォルトがどのような影響をもたらすか、フィッチは次のようなことを示唆している。
<ユーロ圏の周辺国で現在起こっているソブリン債危機は各国の地方政府や自治体への格下げ圧力になり得る>(ブルームバーグ 18:17)
地方債に及ぶことは当然だが、問題はこれら価値が毀損する債券を抱えている欧州の銀行の不良債権問題が発生することである。

さらに、次のようなリスクも取り沙汰されている。

ユーロ圏の危機、東欧・中央アジアに深刻なリスク-欧州復興開発銀行
欧州復興開発銀行(EBRD)は、東欧・中央アジア29カ国が1年9カ月に及ぶユーロ圏の債務危機による「深刻なリスク」に直面していると指摘した。EBRDは22日のリポートで、同行が投資している29カ国の今年の経済成長率見通しを4.8%と、5月時点の4.6%から引き上げた。一方、来年については引き続き4.4%への鈍化を見込んでいる。
 リポートは今回の見通しについて、「ユーロ圏発のリスクは抑えられるといった比較的良好な外部環境を想定したものだ」と説明。その上で「ユーロ圏危機が悪化すれば、29カ国の成長や回復にとって深刻なリスクになる」との見方を示した。
 EBRDはまた、ソブリン危機が解決されなければ、東欧への投資や資本流入が止まりかねないと指摘。29カ国の銀行の7割強を所有する西側諸国の銀行は、損失計上に伴い融資を抑制することになると警告した。世界の2大経済大国である米国と中国の景気減速も、29カ国の見通しに影を落としているという。【ブルームバーグ 13:58】

東欧や中央アジアに波及するわけだが、これにより西側の銀行が損失を計上することが示されている。

もはや、欧米のみならず世界的な規模で金融機関は壊滅的な損害を被る恐れがあり、金融システムというより、資本主義経済そのものが機能しなくなることを意味している。
それは実体経済の破壊をもたらし、貿易や商行為、ビジネス、産業といったすべてにおいて、お金という"血流"がストップすることを指しているのである。
無論、物資物流も途絶え、私たちの生活が破壊されることになるのである。