欧米の金融機関の人員削減が行われているが、本日のWSJ紙によれば、景気低迷や融資需要の悪化、新たな規制などが利益を圧迫するなか、コスト削減の努力を強化しており、その個別の事例が掲載されていたので、抜粋しておこう。
USバンコープのリチャード・デービス最高経営責任者(CEO)は、「売り上げが持続的な成長を見せるようになるまで、支出に注意し、警戒を続ける」という。同社の今年第2四半期の利益は57%増加した。人件費など、支払利息以外の支出は前年同期に比べて2%増加しただけだった。またUSバンコープは、使用コスト当たりの収入を最大化させようとしている。
金融機関の第2四半期決算が発表されるなか、どこの金融機関でも財布のひもを締めているようだ。ウェルズ・ファーゴのような大手商業銀行や、ゴールドマン・サックスのような大手投資銀行、さらにニューヨーク州の支店数わずか17の地銀のステート・バンコープまで、コスト削減はあちこちで行われている。
コスト削減の努力は、融資需要の停滞や、証券市場での出来高の少なさ、低金利などを、経営幹部が受け入れている証でもある。多くの金融機関がコスト引き締めの努力を、投資家やアナリストに対して示している。
投資銀行は、出来高の少なさやリスクの取得を抑制する新たな規制を受けて、従業員をレイオし始めている。 野村証券のアナリスト、グレン・ショア氏は、投資銀行は人員を3%から4%削減することで、コストを削減しようとするだろうと言う。
バンク・オブ・ニューヨーク・メロンのロバート・ケリーCEOは、支出が「大きすぎる」と21日話した。同社は、ピッツバーグや英国のマンチェスターなど、ニューヨークの本部よりもコストが安い場所へ人員を異動させるだろうと言う。
6月にクレディ・スイス・グルーブは投資銀行事業の人員をレイオフし始め、600人を削減した。バークレイズ銀行は6月、投資銀行事業で100人を削減。同社は1月にも600人を削減している。
金融機関の凋落の一端を示しているが、実体経済とは離れた金融市場のマネーゲームもそろそろ終焉を迎えるということでもある。
金融規制は今後も一段と厳しくなり、利益の上がらない商売となる。
そして、さらにうがった言い方をすれば、これはすぐそこに迫っている危機に対し、予防線を張っているということでもある。
グローバル金融が国家の存亡を握っているといっても過言ではない金融システムの破綻を予期しているのである。
日本とて、同じである。大失業時代がそこまで迫っているのである。
1.銀行株は完全に打たれている。バンク・オブ・アメリカは18日、52週来の下げを記録した。バンク・オブ・アメリカの株価は4%下落し9ドル61セントになった。
2.今年、バンク・オブ・アメリカ株は今までに27%の下げだ。
3.ブルームバーグはバンク・オブ・アメリカは保証資本を500億ドルに増額することが必要になるだろうと報じている。
4.ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーの株価は2年来の安値にある。
5.シティグループ株価は18日2.5%下落した。
6.ムーディーズは最近、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルスファーゴの格付けを下げざるを得ないかもしれない、と警告した。
7.バークレーズキャピタル、ゴールドマンサックス、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーは人員削減を考慮ないしは既にレイオフを行っている。
8.IMFのヨーロッパ副部長は、ギリシャの負債危機は「きわどいところに来ている」と語った。
9.ムーディーズはアイルランド国債の格付けをジャンク債並にした。
10.2年物ポルトガル国債の利回りは20%を越えている。アイルランドの2年物国債は23%を越えている。2年物ギリシャ国債は35%を越えた。
11.イタリアの最大の銀行の株価は18日6.4%下落した。
12.18日、10年物イタリア国債の利回りはユーロが採用され出してから最高値となった。
13.18日、スペインの10年物国債の利回りは同様にユーロ採用後の最高値となった。
14.ドイツの最大の銀行の株価は18日7%下落し、今月だけで22%の下落となった。
15.シティグループのチーフエコノミストのウィリアム・ブイターは、欧州中央銀行の直接的な介入がなければ、ソブリン・デフォルトの波がヨーロッパ中で湧き上がると語った。
「『欧州中央銀行』を除いて、複数のソブリン・デフォルトを止めることのできるものは存在しない:仕方のないことだ、それ以外の何物でもない」
16.シスコは人員の16%を削減すると発表した。
17.ボーダーズ・グループは残存している資産の全てを整理すると発表した。それは399店舗の閉鎖と1万700人の労働者が失職することを意味する。
18.大恐慌時には、多くの投資家らが資金のためのセーフへブンを求めた。18日、金価格は1オンス1600ドルを越えた。
USバンコープのリチャード・デービス最高経営責任者(CEO)は、「売り上げが持続的な成長を見せるようになるまで、支出に注意し、警戒を続ける」という。同社の今年第2四半期の利益は57%増加した。人件費など、支払利息以外の支出は前年同期に比べて2%増加しただけだった。またUSバンコープは、使用コスト当たりの収入を最大化させようとしている。
金融機関の第2四半期決算が発表されるなか、どこの金融機関でも財布のひもを締めているようだ。ウェルズ・ファーゴのような大手商業銀行や、ゴールドマン・サックスのような大手投資銀行、さらにニューヨーク州の支店数わずか17の地銀のステート・バンコープまで、コスト削減はあちこちで行われている。
コスト削減の努力は、融資需要の停滞や、証券市場での出来高の少なさ、低金利などを、経営幹部が受け入れている証でもある。多くの金融機関がコスト引き締めの努力を、投資家やアナリストに対して示している。
投資銀行は、出来高の少なさやリスクの取得を抑制する新たな規制を受けて、従業員をレイオし始めている。 野村証券のアナリスト、グレン・ショア氏は、投資銀行は人員を3%から4%削減することで、コストを削減しようとするだろうと言う。
バンク・オブ・ニューヨーク・メロンのロバート・ケリーCEOは、支出が「大きすぎる」と21日話した。同社は、ピッツバーグや英国のマンチェスターなど、ニューヨークの本部よりもコストが安い場所へ人員を異動させるだろうと言う。
6月にクレディ・スイス・グルーブは投資銀行事業の人員をレイオフし始め、600人を削減した。バークレイズ銀行は6月、投資銀行事業で100人を削減。同社は1月にも600人を削減している。
金融機関の凋落の一端を示しているが、実体経済とは離れた金融市場のマネーゲームもそろそろ終焉を迎えるということでもある。
金融規制は今後も一段と厳しくなり、利益の上がらない商売となる。
そして、さらにうがった言い方をすれば、これはすぐそこに迫っている危機に対し、予防線を張っているということでもある。
グローバル金融が国家の存亡を握っているといっても過言ではない金融システムの破綻を予期しているのである。
日本とて、同じである。大失業時代がそこまで迫っているのである。
1.銀行株は完全に打たれている。バンク・オブ・アメリカは18日、52週来の下げを記録した。バンク・オブ・アメリカの株価は4%下落し9ドル61セントになった。
2.今年、バンク・オブ・アメリカ株は今までに27%の下げだ。
3.ブルームバーグはバンク・オブ・アメリカは保証資本を500億ドルに増額することが必要になるだろうと報じている。
4.ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーの株価は2年来の安値にある。
5.シティグループ株価は18日2.5%下落した。
6.ムーディーズは最近、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルスファーゴの格付けを下げざるを得ないかもしれない、と警告した。
7.バークレーズキャピタル、ゴールドマンサックス、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーは人員削減を考慮ないしは既にレイオフを行っている。
8.IMFのヨーロッパ副部長は、ギリシャの負債危機は「きわどいところに来ている」と語った。
9.ムーディーズはアイルランド国債の格付けをジャンク債並にした。
10.2年物ポルトガル国債の利回りは20%を越えている。アイルランドの2年物国債は23%を越えている。2年物ギリシャ国債は35%を越えた。
11.イタリアの最大の銀行の株価は18日6.4%下落した。
12.18日、10年物イタリア国債の利回りはユーロが採用され出してから最高値となった。
13.18日、スペインの10年物国債の利回りは同様にユーロ採用後の最高値となった。
14.ドイツの最大の銀行の株価は18日7%下落し、今月だけで22%の下落となった。
15.シティグループのチーフエコノミストのウィリアム・ブイターは、欧州中央銀行の直接的な介入がなければ、ソブリン・デフォルトの波がヨーロッパ中で湧き上がると語った。
「『欧州中央銀行』を除いて、複数のソブリン・デフォルトを止めることのできるものは存在しない:仕方のないことだ、それ以外の何物でもない」
16.シスコは人員の16%を削減すると発表した。
17.ボーダーズ・グループは残存している資産の全てを整理すると発表した。それは399店舗の閉鎖と1万700人の労働者が失職することを意味する。
18.大恐慌時には、多くの投資家らが資金のためのセーフへブンを求めた。18日、金価格は1オンス1600ドルを越えた。