7月19日(ブルームバーグ):米コンピューター・電子機器メーカー、アップルの
4-6月(第3四半期)決算は、利益が市場予想を上回った。
多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」とタブレット型コンピューター
「iPad(アイパッド)」の記録的な売れ行きが寄与した。
同社の株価は米株式市場の時間外取引で急伸した。

19日の発表資料によると、純利益は73億1000万ドル(約5800億円)で1株当たり7.79ドル。
前年同期の32億5000万ドル(1株当たり3.51ドル)の倍以上となった。
売上高は前年同期比82%増の286億ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は、
1株利益が5.87ドル、売上高が250億ドルだった。

iPhone新製品の発売が9月以降となる見通しのため、投資家の間では売上高に影響する
との見方があったが、今回の決算発表でこうした不安が和らいだ。
スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が1月から医療休暇に入っていることも
懸念されていた。

アップルに投資するスリベント・アセット・マネジメントの運用担当者、マイク・ビンガー氏は
「アップルは怪物だ。毎四半期それを証明している」と述べた。

決算発表を受けて同社の株価は時間外取引で一時7.5%高の405ドルを付けた。
通常取引終値は過去最高値の376.85ドル。年初来では17%値上がりしている。

▼iPhone
アップルによると、4-6月の販売台数はiPhoneが2030万台、iPadは930万台。
コンピューターの「Mac(マック)」は395万台で過去最高には届かなかった。
粗利益率は41.7%で前年同期の39.1%を上回った。

ジョブズCEOは発表資料で、
「82%増収、125%増益という過去最高の四半期決算を達成したことを非常に喜んでいる」と
述べた。

同社は7-9月期(第4四半期)について、1株利益が約5.50ドル、売上高は250億ドルとの
見通しを示した。
アナリスト予想平均は1株利益が6.41ドル、売上高は277億ドル。
スリベントのビンガー氏によると、アップルは概して低めの業績予想を示す傾向があり、
投資家には実際的な意味はないという。

同社の業績は市場予想を超えるケースが多く、ブルームバーグの集計データによれば、
これまで少なくとも29四半期連続で利益予想平均を上回っていた。