フィッチ・レーティングスは13日、【ギリシャ】の長期国債を「B+」から3段階格下げし、債務不履行の懸念が強い「CCC」としており、事実上のデフォルト扱いにしています。
ECBやEU、IMFの支援を勘案しましても、もはやギリシャは救えないと判断しているもので、今後、ギリシャ国債を大量に保有しています金融機関の格付けが引き下げられることになります。
今、ギリシャ国債を一番保有している金融機関と言いますと、フランスの大手3行になりますが、公表されていませんが、事実上世界最大のギリシャ国債保有金融機関は、【ECB】、即ち、ヨーロッパ中央銀行になっているのです。
まずは民間銀行から格下げとなりますが、格付け会社の本当の狙いは「ECB」の筈であり、これは即ち、ユーロとなります。
ギリシャ国家破たんとなれば、次には日本となりますが、その前にアメリカ国債格下げが出てきており、アメリカ国債が≪AAA≫から2~3段階格下げとなれば、今度は最大の米国債保有国はどこかという問題が出てきます。
外国で最大の米国債保有国は中国であり、中国(及び中国の銀行)の格下げに発展します。
このような格下げの連鎖はヘッジファンドやディーラー(投機筋)にとり、最も嬉しい事態であり、当然、格付け会社と投機筋は連動しているとみて間違いありません。
ところで、今株式市場ではQE3が期待されていますが、実はこのQE3が市場を破壊することを市場参加者は気付
いていません。
QE3で金融緩和が更に進めば、その資金調達の為の国債発行が更に増えます。
この増えた国債が格下げ要因になり、格下げが銀行株の急落を招き、S&P指数の急落を招き、新たな金融危機を招くことになるのです。
▼フィッチがギリシャを3段階格下げし、ギリシャ国債が急落、イタリアとアイルランドの国債も売られているようです。一方、スイスフランがドル、ユーロに対し過去最高値をつけ、NY金価格は1590ドル台に達し、1600ドル目前に迫っています。まもなく、リーマンショックを超える金融危機が生じると予測されています...。