格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは12日、アイルランド国債の格付けを「Baa3」から1段階引き下げ、投機的等級の「Ba1」とした。 国際資本市場に復帰する前に追加の金融支援が必要になる可能性が高いとの見方を示した。格付け見通しは引き続き「ネガティブ」。
ムーディーズは、欧州当局者が今後の金融支援で民間部門にも負担を求める可能性があり、そうすればユーロ圏各国の借り入れコストが上昇すると指摘。
「債務問題において、いかなる形でも民間部門が参加することは、問題を抱える国の国債保有者にとりマイナスとなる。これは、ムーディーズが今後ユーロ圏の負債国を評価するにあたり主要素となる」との見方を示した。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とフィッチ・レーティングスはアイルランドの格付けを「BBBプラス」としており、アイルランドが投機的格付けに引き下げられたのは今回が初めて。ムーディーズは欧州債券市場の取引終了後にアイルランドの格下げを発表した。この日アイルランド国債の対独連邦債利回りスプレッドは若干縮小していた。
この日はギリシャやポルトガル国債も一時の下げから持ち直した。欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れ観測や、欧州連合(EU)特別首脳会議が開催される可能性があるとの見方から、独連邦債に利益確定の売りが出た。
ムーディーズは、EUと国際通貨基金(IMF)によるアイルランド支援が2013年末に切れた後、同国が市場に復帰する前に追加支援が必要になる可能性がますます高まっており、それが今回の格下げの主な理由、とした。一方、三菱東京UFJのマネージングディレクター兼エコノミスト、クリス・ラプキー氏は、このところかなりの格下げがあり、1段階の格下げは破局をもたらすようなものではないだろう、と指摘。「市場にとりより大きなイベントがあるかもしれない。週内に欧州銀行のストレステストの結果が公表されるほか、15日にはEU特別首脳会議が開催される可能性がある」との見方を示した。
ムーディーズは、欧州当局者が今後の金融支援で民間部門にも負担を求める可能性があり、そうすればユーロ圏各国の借り入れコストが上昇すると指摘。
「債務問題において、いかなる形でも民間部門が参加することは、問題を抱える国の国債保有者にとりマイナスとなる。これは、ムーディーズが今後ユーロ圏の負債国を評価するにあたり主要素となる」との見方を示した。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とフィッチ・レーティングスはアイルランドの格付けを「BBBプラス」としており、アイルランドが投機的格付けに引き下げられたのは今回が初めて。ムーディーズは欧州債券市場の取引終了後にアイルランドの格下げを発表した。この日アイルランド国債の対独連邦債利回りスプレッドは若干縮小していた。
この日はギリシャやポルトガル国債も一時の下げから持ち直した。欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れ観測や、欧州連合(EU)特別首脳会議が開催される可能性があるとの見方から、独連邦債に利益確定の売りが出た。
ムーディーズは、EUと国際通貨基金(IMF)によるアイルランド支援が2013年末に切れた後、同国が市場に復帰する前に追加支援が必要になる可能性がますます高まっており、それが今回の格下げの主な理由、とした。一方、三菱東京UFJのマネージングディレクター兼エコノミスト、クリス・ラプキー氏は、このところかなりの格下げがあり、1段階の格下げは破局をもたらすようなものではないだろう、と指摘。「市場にとりより大きなイベントがあるかもしれない。週内に欧州銀行のストレステストの結果が公表されるほか、15日にはEU特別首脳会議が開催される可能性がある」との見方を示した。