鹿児島地方気象台は、鹿児島市・桜島の上空調査で、昭和火口の底に赤熱した溶岩を確認したと発表した。

 昭和火口で溶岩が確認されたのは初めてだが、同気象台は「溶岩は少量で、ただちに火口外に流出することはないと考えられる」としている。

 調査は、同気象台が5月31日午前、海上自衛隊鹿屋航空分遣隊のヘリコプターを使って実施。昭和火口底に新たに上昇したとみられる溶岩を確認した。溶岩の直径は50~60メートルで、中央部は500度以上の高温になっていた。

 桜島の爆発的噴火は、548回を記録した2009年から2年連続で過去最多を更新している。今年は2日午後7時までに424回を記録。2月には、1年4か月ぶりに南岳山頂火口の爆発的噴火も観測した。