東京電力の救済プランが枝野官房長官発言で空中分解する危機にさらされていますが、この問題は東京電力だけの問題ではなく、日本の電力会社全てに共通する事態ということを、菅総理も枝野官房長官も分かっていません。

今、海外の石炭・重油等を東電に販売する企業は、今までの無担保での無制限な販売を取りやめ、LC開設での
取引に移行してきていると言われてきていますが、今回の枝野官房長官の発言でLCを発行する日本の銀行の信用問題を懸念し事前の現金での支払いを求めるか、乃至は供給を停止する動きを見せることになります。

株価が1ドルを下回る(50円額面換算では45円、50セント)企業は、NY市場では退場を求められる程であり、信用がないとして商取引はかなり制限されますが、今、東京電力はこの事態に直面してきているのです。

更に【中部電力】の浜岡原発停止問題で中部電力が赤字に転落し、かつ仮に浜岡原発が廃炉になれば数千億円の赤字が出てきます。
これで中部電力の株価が1000円を下回れば、事実上の一ドル割れに相当しますので、東電・東北電力・中部電力が信用ないとして、海外の企業は石炭・重油等の販売を控える動きを見せることになります。

そして、日本の電力会社で原発を持つところ(沖縄電力以外全て)は全て無制限責任を負わされ、かつ金融機関も枝野発言にあるように事故前の債権放棄を求められれば、事故が起る前に貸付金の回収をするとなり、かつそのような企業には原材料は売らないとなりかねません。

今は東電に信用をつけさせないと、日本全体の電力供給に支障が出ることもあり得ます。

政府要人はもっと大局的に物を見る人物を持ってくるべきだと言えますが、民主党にそれを期待する方が無理なのかも知れません。

日本がブラックアウトする日。それが来るかも知れません。