東北電力は8日、東日本大震災の余震の影響で使用済み燃料プールの冷却機能が一時停止し
た女川原発(宮城県女川町、石巻市)や東通原発(青森県東通村)で詳しい原因調査を始めた。
東通原発と日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(同県六ケ所村)では外部電源が
一時遮断されるなどしており、原発に与える地震の影響をあらためて示した。
経済産業省原子力安全・保安院や東北電力によると、女川原発ではプールやポンプ室など
8カ所で水のあふれや漏れが見つかった。
地震の揺れで使用済み燃料プールから水があふれる事故は、2007年の新潟県中越沖地震の
際に東京電力柏崎刈羽原発でも発生。この際、地震動とプールの水が共振して揺れが拡大される
「スロッシング現象」が起きたとされており、今回の地震でも起きていないか調査を進める。
プールの冷却機能が一時停止したのは最大で女川の2号機の1時間21分。同1号機は53分、
3号機は59分、東通1号機は26分、それぞれ停止した。その後、復旧しプールの水温にも異常は
みられないという。