東京電力は6日、福島第一原発の敷地内の3地点で先月25、28日に採取した土壌から、
放射性物質のプルトニウムを新たに検出したと発表した。
検出されたのはプルトニウム238、239、240。先月21日午後から22日朝にかけて
敷地内の5か所から採取した土壌から検出されたものと同様、検出量はごくわずかで、人体には
影響のないレベルだという。
プルトニウムは過去の大気圏内核実験でも放出されているが、東電は成分の特徴から、今回の
事故によって外部に放出されたものと見ている。
▼ 東京電力は6日、福島第1原発3号機で原子炉圧力容器内の燃料が推定で25%損傷していると発表した。東電はこれまでに1号機については70%、2号機は30%の燃料が損傷しているとの見方を示している。
東電は3月14~15日に圧力容器を収納する原子炉格納容器の放射線量のデータから1~3号機の燃料の損傷程度を推定した。3号機は同14日、放射線量が毎時167シーベルトにまで上昇。圧力容器内で燃料を覆う被覆管が割れたり溶けたりし、燃料が一部露出、25%損傷したとみている。
6日朝の格納容器内の放射線量は最大で1号機が毎時31.1シーベルト、2号機31.3シーベルト、3号機19.8シーベルト。東電は「かなり高線量なので、格納容器の中での作業はすぐにはできない」としている。