東日本大震災で被害を受けた福島第一原子力発電所の炉心を冷やし安全停止
するための作業が難航している。

1号機は密閉性が残っているためか原子炉の温度が高く、注水量を調整しながら
制御するしかない状況だ。炉が損傷したとみられる2号機では、高濃度の
放射能汚染水の流出が止まらない。流出防止に向けた地盤改良工事を
5日午後、始める。

第一原発の6基の原子炉のうち、1~3号機は地震発生時には運転中だった。
原子炉内の温度が100度未満になると炉が安定して停止した状態である
「冷温停止」になるが、東電は当面、この冷温停止状態にすることを目指している。
このため炉内に消火用の配管などから大量の水を入れ続けている。

地震後、1~3号機の原子炉圧力容器内の温度はいったん
300~400度まで達した。

地震で計測機器も被害を受けたため、どこまで正確な数値かは確認できていないが、
5日午前6時現在、2号機は原子炉圧力容器上部で142度、3号機は85度
(底部は114度)という値になっている。

しかし1号機はなかなか温度が下がらず、3月23日にも400度を示した。
その後は次第に下がりつつあるが、5日午前6時現在で、234度と
依然として高い状態が続いている。