民主党の大震災への対応は後手々々であった事実は否定しようがないが、最大に問題は
菅直人が原発対応を見誤り、自身の政権維持のためのパフォーマンスを優先させたこと。
更には、なんらの有効な対応を指示できず、有益な申し出を断り事態の悪化を加速させ
たこと。やったことと言えば韓国や中国の救助隊をお出迎えを差し向けたり、蓮舫とか
辻元という何らの働きも期待できない奴らを大臣にしたり、問責決議を受けた仙谷など
を復職させたりと、個人的事情に基づく政権運営ばかりに狂奔した。
その結果、震災被害の他に原発被害という巨大な二次被害を拡大させたのだ。

だからと言って東電が免責されるわけではない。東電は放射性物質の外部漏洩を防止する事
が最大の使命なのだが、想定外などという言い訳ばかりで、放射性物質を外部漏洩したまま
の状態に対して、なんらの決断をしないままで放置した。
純技術的に言えば、初期段階では冷却のため塩分が多くても海水を投入することを決断せず
廃炉による経済的損失回避を優先させた決定は東電の間違い。その結果、水素が発生してし
まい建屋を破壊してしまった。放射性物質が漏洩してしまった段階で原子炉内圧力が高くて
冷却水が投入できない事態に陥ったら、炉心溶解を防止するため敢えて原子炉開放し圧力を
下げて冷却水投入をすべきだったが、それも決断しなかった。
東電みたいな官僚企業じゃ決断ができず技術意見が二の次になっているという大問題がある。
東電なんてのは原発ユーザでしかなく、原発を設計建設した技術企業の設計者やエンジニア
の技術意見を基に対策を実施すべきだったのだ。PCが壊れた時はユーザよりもメーカが対応
するのと同じ。東電官僚の不手際が大震災の二次災害を拡大させた責任は大きい。
原子炉の廃却損失を懸念した東電の官僚的経営者は結局は、その数百倍の莫大な被害を発生
させ、大損を発生させたのだ。