経団連の米倉弘昌会長(73)が猛烈に怒っている。予算関連法案が通っていないのにやれ解散だ、退陣だと政局は大揺れ。このドタバタを見て、「(与野党議員は)給料泥棒のようなものだ」とブチ切れてしまったのだ。

 米倉会長が言い放ったのは21日午後の記者会見の席上。最近の与野党議員が予算審議より政局を優先するような行動を受けて「(いまこそ)与野党の協力が必要なのに国民のために何もしていない。(与野党議員は)給料泥棒のようなものだ」と酷評した。

 さらに、小沢一郎元代表に近い議員ら16人が会派離脱という“クーデター”の動きをみせたことに「無責任極まる」と批判。これらの動きをみた自民党が、衆院解散に追い込む構えをみせていることに「国民の生活や国益を無視している。予算関連法案の審議を尽くした上で、政局化するならすればいい」と怒りをあらわにした。

 経済アナリストで獨協大教授の森永卓郎氏は「経団連としては法人税率引き下げなどを盛り込んだ予算関連法案が通らずして解散などされては一番困るんです。政局も追いつめられているけど、(企業を代表する)経団連も追いつめられているということ。そういった思惑があって、こんな発言になったと思いますけどね」と読む。

 米倉会長としても解散はやむなしの様子。だが、少なくとも予算関連法案を通してからにしてくれ…が切なる願いのようだ。