たまに立ち止まって・・・ | 超決戦☆ウルトラのはは~いつの間にやら大家族~

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こども嫌い、自分大好き♪家事苦手、育児……ムリー!だったはずの女が、いつの間にやら子沢山(笑)育てるのが楽しい!ではなく、こどもが育つことが楽しい!と思うようになってきた♪育てることは、いつまでたっても未熟です……。

場所を変えつつも、もう3年近くブログや日記を書いてきたから、

各ブログで、私が良く「詩」を紹介してきたのを知ってる人も多いかな



親しい人には話した事もあるけれど、

私は本当に、文章が好き

文章を読む事にも、書く事にも、随分と救われて生きてきた

本当に、私の精神安定剤なのかもしれない



中でも年に数回は必ず定期的に読み返して、心に入れなおす「詩」が

いくつかあるのだけど、

最近、読み返したのが、



茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」という詩



この「詩」と出会って、もう10年以上が経ってる事に驚きつつも、

こんなに長い期間、私の心のバイブルになってくれた事に、まず感謝



でも、日常こんなに自分に厳しく、正しく生活なんて出来ないし、

10年以上前、思春期の頃に出会っている作品にも関わらず、

後に、ここに書かれている事なんて「くそ食らえ」な生活を送っていた時期も

もちろんあって・・・

それでも、自分が暴走してたり、周りが見えなくなってたりしそうな時に、

一回読み直すだけで、心に真っ直ぐな精神がスっと入ってきてくれる・・・

そんな、充電器?軌道修正器??のような存在

これからも、末永くお世話になる詩だろうな~







自分の感受性くらい 茨木 のり子



ぱさぱさにかわいていく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて



気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか



苛立つのを

近親のせいにはするな

何もかもへたくそだったのはわたくし



初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった



駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄



自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ