梅毒の検査は、感染機会から6週間以上経過している場合には、血液検査によって判定する事ができます。

血液を採取した上で梅毒感染の検査を行う方法を、梅毒血清反応と言います。

治療は、ペニシリンなどの抗生物質を使用して行われますが、発熱、リンパ節の腫れなどの症状が軽快しても、体内の梅毒の原因菌である梅毒トレポネーマの繁殖を抑えるために、治療はその後も継続して行われます。

また、HIVなどの他の性感染症を併発している疑いがある場合には、HIV抗体検査が行われる場合もあります。

治療を行い6ヶ月間が経過しても、経過が不十分であったり、再感染の可能性がある場合には、再び治療が行われます。

治療中は、体内の抗体がきちんと減少するまでは、治療を継続して行い、その間は定期的な診察や検査を受け、再発防止や他の人への感染拡大を防ぐ必要があります。

全快するまでの間に性交渉を行った場合には、性交渉の相手にも感染している可能性が高いため、パートナーも梅毒の検査を行う必要があります。

また、梅毒に感染するとHIVにも感染しやすくなるため、HIV抗体検査も同時に行う事が好ましいとされています。