我が家の最長寿猫だった小町(こまち)が
2月26日(火)に16歳で息を引き取りました。
彼女の生涯は、我が家の歴史そのものでした。
16年前、我が家は、まだ貧しく
古いボロ家に住んでいたのですが
その頃、小町は我が家にやってきました。
オークションで購入したペルシャ
(チンチラシルバー)だったのですが
ブリーダーに見事に騙されました(笑)。
見た目が悪すぎて驚いたものです。
でも、性格は◎、頭も良くて
しかも、本当によく懐いてくれました。
その後、出産を経験したのですが
産後の肥立ちが悪く、子宮全摘の大手術を受け
一時は生死の間をさまよい、長期入院を経験しました。
しかも、そのときに生まれた8匹の仔猫は
とても残念なことに、すべて死んでしまいました。
ただ、その後は大きな病気もなく
細身ながらも健康に育ってくれました。
その後、我が家は、少しずつ豊かになりました。
10年前には、ボロ家を取り壊し、
そこに新居を建てられるまでになりました。
隣の古民家を買い取り、
新居の建築中はその古民家で過ごしました。
ボロ家も古民家も
ネズミが出て困ったものですが
この小町はネズミ取りの名人で
よくネズミを捕まえてきては、
私にプレゼントしてくれたものです。
10年前に建てた新居には、
リビングと寝室の次に広い
12畳の猫部屋も完成しました。
ボロ家、古民家、今の家
常に小町は我が家の一員でした。
最期は、まさに「ピンピンコロリ」。
ほとんど苦しまずに、息を引き取りました。
生き物は、いつか必ず死にますが
やっぱり寂しいものですね……。
P.S.
猫部屋の掃除中は、
いつも私の肩に乗ってくれました。