5月17日(日)午前8:30~12:00まで
甲府一高で英語科と特進クラスの1年生を対象に
「グローバルリーダー育成セミナー」を実施しました。
私の研修講師としてのキャリアは
高校生向けの教育から始まりましたので
原点に戻れる貴重な体験となりました。
セミナー後には、たくさんの生徒さんたちが
質問や相談に残ってくれて、とても嬉しかったです。
「この研修は、僕の受けたものの中で、
ダントツ1番おもしろく、興味深いものでした」
「私が中学時代に、高校に入ったら学びたいと
思っていたことの全てがここにありました」
などの感想をいただき、本当に感慨無量です。
ポテンシャルが高くて可能性に満ちた
ダイヤの原石のような生徒さんたちの
飛躍のキッカケにしていただければ幸いです。
ただ会場の関係で実習が全くできなかったこと
(実習ができないと効果はありませんので……)
先生方の参加がなかったことが非常に残念でした。
後日、無断で一部始終を録画されていたことが発覚しました。
( マナー違反というレベルではなく、完全な違法行為です )
この仕事をはじめて15年がたちますが
このようなことは、もちろん初めてのことです。
信頼関係で成り立っているはずなのに……。
ボランティア同然で引き受けた仕事なのに……。
裏切られたような気分で
やるせないというか、後味が悪いです。
参加してくださった生徒さんの何人かが
とても繊細なプライベートの告白をしているのに
そういうことも悪気なく録画していたのかと思うと
その鈍感さと無神経さに本当に悲しくなりました。
その後、甲府一高の校長から
録画されていることに気づかなかった
お前らが悪いとのメールが届きました。
校長本人がいる目の前で
盗撮まがいの行為をしておきながら
挙げ句の果てに逆ギレとは……。
セミナーの様子が本日の山梨日日新聞に掲載されました。
リーダーの心構え学ぶ
甲府一高でセミナー
「あれこれ考えるのは、目標を決めてからにしよう!」
甲府一高でこのほど、国際的に活躍ができる
グローバルリーダーを育成する講座が開かれた。
全国で企業研修を行っているSYPシステムの
ビジネスコーチ 内田和俊さんが講師を務め、
1年生の英語科と特進クラスの約80人が
勉強や進路などで成果を出すための心構えを学んだ。
「考える前に、まず決めて」
真剣なまなざしを向ける生徒たちに、内田さんが訴える。
目標を設定する際、
「ほかの選択肢やリスクを考える人が多い」と話し、
具体例として進路の決め方を挙げた。
「今の成績を見てから志望校を決める。
でも、人生における重大な何かを決めるときに
こういう決め方をずっと続けていたらどうなる?」
男子生徒の一人は
「そういう考えが身についちゃう」と返答。
ある女子生徒は
「自分の可能性を否定してしまう」と答えた。
内田さんは、成果を出すためには
「願望を明確に肯定的に決める」
「他人にも自分にも正直になる」
「意見や情報を分かち合う」
など8つのポイントを紹介。
失敗する人は他人や環境のせいにするなど
被害者意識が強いとした上で
「成功する人は全てが自分次第と考える。
考え方をシフトして欲しい」と呼び掛けた。
生徒たちは成功体験と失敗体験を書き出し、
それぞれの体験にどのような傾向があるかも考えた。
女子生徒の一人は成功体験として、
「歌とピアノを独学で練習して上達した」と話し、
「成功したのは、興味があって
楽しめることだったから」と自己分析した。
別の女子生徒は失敗体験について
「中途半端で妥協するとうまくいかない」と話した。
英語科の鶴田渚さんは
「『自分に正直になれ』という言葉が胸に刺さった。
本当は憧れの仕事があるが、否定されそうで
「英語関係の仕事に就きたい」と建前しか言えなかった。
とても勇気づけられました」とさわやかに笑った。