12年前、私が一目惚れした猫「おじゃる丸」です。
( 彼女を飼い始めてから私の猫キチへの道がスタートしました )
昨年の暮れに死んでしまったアイちゃんと
おじゃる丸は、私がとびっきりかわいがっている猫です。
SYP友の会 repeat
という別のブログ
26 猫の話 その2
でもご紹介したとおり
若い頃は、やんちゃすぎて本当に手に負えない猫でした。
ところが、ここ数年、他の同年代の猫と比べ
老化のスピードが極めて速く、とても気になっていました。
あきらかに元気がなくなり、
ちょっとした段差も飛び上がれなくなりました。
特に後ろ足の老化が顕著で、歩き方はヨボヨボ……。
変わり果ててしまった姿を見ていてすごく哀しくなりました。
最近では呼吸があまりに荒くて早くなり
たびたび過呼吸のような発作を起こすようになりました。
その発作の回数は、ますます増えるばかりで、
GW中、夜中に発作が収まらなくなり
呼吸困難で死んでしまいそうになりました。
その翌日、緊急で精密検査を受けた結果
「心筋症(肥大型心筋症)」と診断されました。
腎臓病が代表的な猫の病気だと思い込んでいましたが
この心筋症も猫の病気としては決して珍しくないようです。
猫好きの方もいらっしゃると思いますので
いくつかの代表的な症状をご紹介しておきます。
ただの老化現象だと思っていたのですが
すべて心筋症の代表的な症状でした……。
・あまり動かない
心臓の機能が衰えるので、激しい運動ができなくなるようです。
今までと比べ動かなくなったり、
興奮するとすぐに息があがるようになります。
・呼吸困難
肥大型心筋症が進行すると、肺水腫になったり、
胸水や腹水が体内にたまり呼吸が困難になります。
軽い場合は呼吸の回数が増えるだけですが、
重症になると口を開いて呼吸をし始めます。
肥大型心筋症に限らず、
心臓病の猫は呼吸困難が起きやすいそうです。
・歩き方がおかしい
後ろ足が一番多いようですが、
歩き方がおかしくなることもあります。
これは心臓病によって出来た血栓が
足の血管に詰まってしまうことによって起こるそうです。
程度はさまざまなようですが、重症の場合は
足に全く血液が通わない状態になってしまいます。
おじゃる丸は診断の結果、
今日明日に死んでしまうような
深刻な病状ではないようなので、
ほんの少しではありますが安心しました。
ただ耳道腺癌を始め
たくさんのガンを体中に抱えており
予断を許さない状況ではあります。
残された時間が少ないことだけは確実です。
お正月を一緒に迎えることを当面の目標にしようと思っています。
人間である私自身や両親にも同じことが言えますが
老いには勝てず、いつか必ず死ぬという残酷な現実を
目の前に突きつけられたGWとなりました。