3月のワンマンライブについて①:「ワンマンライブ」というもの | 独奏撃の'毒'創劇

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毒。








あけましておめでとうございます。
年明け早々から爆弾発言キメたった(笑)



・2019年3月16日ワンマンライブ「独奏撃の'毒'創劇」開催
・2019年12月上演に向けて演劇版「撃吐」制作開始



ここではひとまず、ワンマンライブそのものについて書いておきます。

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何よりまず、お聞きしたい。


あなたは
《ワンマンライブ》
という言葉を
ちゃんと理解出来ていますか?


ライブハウスに出入りするようになってから、
知り合いや、そのまた知り合いの告知投稿をSNS上で目にするなんて事はもう日常です。
色んなところで、色んな人が、色んなライブをしてます。
例えば主催イベント。
例えばツアーファイナル。
例えばレコ発ライブ。
その中で度々目にするのがこの
《ワンマンライブ》
というものです。

「ワンマンライブってどういうライブなんですか?」
この問いにちゃんと答えられる人は、今どれくらい居るんでしょうか?
改めて、言葉の意味を明記します。


【ワンマンライブ】……1人の出演者、あるいは1組のバンドのみで行う「単独公演」のこと。


はい、めちゃくちゃシンプルです。
ちなみに、2組以上の複数の出演者が同じ日に同じ会場でするライブのことを《対バンライブ》と言います。

以降、これらを「ワンマン」「対バン」と略します。


対バンの場合、出演者1組あたりの持ち時間は大体30分前後です。
それに比べ、ワンマンの場合の出演者の持ち時間は短くても60分程なのが殆どです。
当たり前ですが、ワンマンでライブをする方が肉体的にも精神的にも負担が大きいです。
それを「やる!」と決意して告知を行うわけですから、かなりの覚悟を持った上でのライブという事になるわけです。
だから、「ワンマンやります!」という告知を目にする時、知っている出演者であるかどうかは置いておいて、自然と「すごいなぁ」と思います。
普段の倍以上の持ち時間をこなすために、沢山の演目を考えて構築し、本番に臨むわけですもん。


が……


ワンマンをやる、という旨の告知の中には時々目にする不思議な記述があります。

《オープニングアクト ○○○》

オープニングアクト……つまり、前座として出演する演者の存在です。
人によっては省略して頭文字の《O.A》と表記する場合もあります。

《ワンマン》
《オープニングアクト》
このふたつの言葉を同時に目にする時、いつも違和感に駆られます。
要は……
「出演者が1組だけのライブです」
「前座として出演する人がいます」
という相反する情報が飛び込んでくるわけです。

1組だけが出演するんじゃないのか?
オープニングアクトという括りであろうと、それは紛れもない「出演者」ではないのか?

せっかく覚悟を決めて立ち上げたライブイベントに「嘘」が混ざってしまっているように感じます。
ましてや、お客さんにとっては《オープニングアクト》であろうが、メインの出演者であろうが

【ステージに立ってライブをする人】

という点で、全く変わりはありません。
更に言えば「オープニングアクトって何?」と率直に聞いてくるお客さんもいます。

ライブ出演には
《チケットノルマ》
という物が付き物です。
チケットノルマ……ひとつのライブに決まった数のお客さんを呼んでこい、という出演条件です。
例えば、チケット代が2000円で、出演者1組あたりのノルマが10枚だったとします。
この場合、お客さんを10人呼んだ出演者は実質タダでライブが出来ると言うことになります。
11人以上呼べば、ノルマ負担額を差し引いた金額を「ギャランティー」として受け取る事が出来ます。
逆に、お客さんが10人未満だった場合は不足額を出演者自身が出演費として支払う必要があります。

全てがそうではありませんが、会場や主催者の意向によっては《オープニングアクト》として出演する人には、このチケットノルマが課されない場合が殆どです。
つまり、集客の人数を問わず、出演費無しでライブが出来ると言うことです。
演者にとってはとてもいい機会なのは確かです。
チケットノルマが無くライブが出来て、新しいお客さんを確保するきっかけが作れるからです。


でも、それって同時にある意味ではお客さんを騙しているように感じるのです。
「ワンマンをやる」……つまり、1組しか出演者がいないライブをやると明言しておきながら、蓋を開けてみればオープニングアクトがいる。
「よく分からない、知らない」という理由から全くその違和感に気が付かない人もいます。

めっちゃ恐いです!!
こういうの、本当に恐いです!!!

「横断歩道を渡る時は、目の前の信号が青になってから渡りなさい」
と教わる。
でも、いざ外を歩き、横断歩道に差し掛かったら
身の回りの人達はみんな目の前の信号が赤の時に歩き出している……
そんな違和感です。


何が正しいのかが分からないんです。


だからといって、特定の誰かを責める気はありません。
その代わり、
僕は僕の思う
《ワンマンライブ》
を、やってみます。

正直、お客さんを呼べるかどうかも定かではありません。
でも、やるしかないです。
というか、やりたいんです。
それだけです。

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また、今回発表したワンマンライブには
「クソ面倒臭いルール」として
絶対に守ってもらいたい決まり事を設けました。

このルールに関しては、3月16日のワンマンライブに来てくれた人達だけに詳しい理由をお話します。
まずは何よりくまなくルールの内容を知ってください。
これは、ネタ振りではないです。
ガチの決まり事です。
ワンマンライブにお取り置きをして頂いた方は
「ルールを守れる人」として判断させて頂きます。


ワンマンライブの概要ページには
普段ライブハウスに来る機会があまり無い人向けに
「チケット取り置き」についてや
「1ドリンク別途必要」の意味など
出来る限り分かりやすい言葉で説明したページを作っておきました。
もし、そのページを見ても分からない点があれば、サイトのメールフォームから連絡を下さい。
TwitterのリプライやDMでも受け付けます。

一番して欲しくないのは
「知らない」という状態でやめてしまうことです。
「絶対にワンマンライブに来い」とは言いません。
というか、そんな事言えません。

でも、これだけは言わせて欲しい。


知らないことは、知ってください。
〇か✕かの判断は、「知ったあと」でも遅くはありません。


ワンマンライブの詳細はこちら




次回は、このワンマンライブの「お楽しみ企画」について書きます。








P.S.
地味にブログタイトル変えました。

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