私が、まだ学生だった頃、毎朝、通学電車の中で見かける素敵な男の子。
私は、たちまち彼に一目惚れ💓
話しをしたいけれど、勇気が出ない。
そこで、1週間後に迫ったバレンタインデー❗️彼にチョコレートを
渡す決心をした。そう、彼の思いを込めて書いたメッセージカードをつけて・・・。
早速、デパートへ行き、彼のイメージに合う本命チョコを購入。
そして、バレンタインデー当日。
私は、胸をドキドキさせながら、駅のホームで彼が来るのを待った
私の心臓はバクバク音を立てている。周りの人に聞こえそうなくらいだ。
1人、また1人とホームに人が集まってきた。その中に彼を見つける。
私は、彼に走り寄って、勇気を振り絞り「あの・・・、これもらってください。」
彼にチョコレートを差し出した。
そんな私を無視して、彼は無言で電車に乗り込んだ。
私は、「あれ?聞こえなかったのかな?」と、彼の後を追って電車に乗り込み、
もう一度、彼に「もらってください。」とチョコレートを差し出した。
しかし、彼の返事は「あの、結構です・・・。」
私の心は・・・。
拒絶されたのと恥ずかしさで、下を向いたまま・・・。彼を素通りして電車の奥へ移動した。
その後、彼と会うことはなくなった。
あんな恥ずかしい思いをした私は、もう、彼と同じ電車に乗りたくなかったからだ。
この時期になると、あの苦かったバレンタインデーの出来事を思い出して、悲しくなってくる
バレンタインデーは、私にとって甘くて苦い思い出になってしまった