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       「*この写真は過去にプリンアウトとしたものをスキャンしたものです。」

今年の紅葉は遅いですね~(地球温暖化の影響?)

私の所はまだまだって感じです。(なにわの三日坊主の周辺は)
 
久しぶりに盛り上がてるのに残念。(デジ一眼も買ったしな~)

この季節になると、あのアンラッキーな一日を思い出します。

その日は、朝寝坊から始まりました。

私はあわてて撮影ポイントに向かいました。

なんとかお昼前に着いて、美しく紅葉した木々を見て来て良かったと大いに感動。

撮影の準備をして、ファインダーを覗いて見ると

いつの間にか木の下に、若いカップルが居るじゃありませんか。

私はカメラのフレーミングや立ち位置を色々と変えてしてみましたが、

どうしてもこのカップルが入ってしまいます。

仕方なく、彼らが居なくなるのを待つことにしました。

しばらく待っていると、写真をお願いしますと、彼らに頼まれました。

ニコニコしながら手渡されたものは、使い捨てカメラでした。

記念写真を頼まれた時、このカメラを持たされると、私はとても空しくなります。

使い捨てカメラの存在そのものが、私のカメラに対するこだわりを否定されている

ようで。(これでも写ルンですヨ~て、感じです)

カップルが去って、気を取り直して、撮影を始めると 
 
騒がしいおばちゃんの団体がやってきました。

おばちゃんの一人が私の側に来るなり、<ここキレイで~>
        
この一言で、私の周りで記念撮影会か始まりました。

<ソコどいてくれへんかな~>という、おばちゃんの強烈な

視線に耐えながら嵐の過ぎるのを待っていると、

三脚を蹴飛ばされて、フレーミングをやり直すハメになりました。

(ここでも使い捨てカメラでおばちゃんを撮る、いや撮らされる)

嵐が去って。ホッとしていると、

今度はシルバーカメラマンの団体がやって来てきました。

まるで軍隊のような動きで、私の周りに一人二人と三脚を構えだしました。

(他人のカメラのファンダーを覗くのはやめましょう、お願いされてもダメなものはダメです)

中でもリーダーらしき人物が私に話しかけきて、仲間が撮り終えるまで写真につい

てのウンチクを散々聞かされました。

(しゃべってばかりいないで、写真を撮ればいいのに)と、思いながらも

愛想笑いでやり過ごし、何とか撮影に専念することが出来ました。

次にやって来たのは、こんな場所には来そうもないような

いかついヤンキーの兄ちゃん達でした。

彼らは私の後ろで立ち止まり、小声で何やら話をしています。

関わりたくない私はファインダーを覗いたまま(ふり)固まっていました。

中の一人が小声で <ボケ!こんな所にポイ捨てすんな!火事になったら

アカンやろーが!>と、仲間の一人を注意しました。

(彼らの見た目と、ごもっともな一言のギャプに、思わず吹き出しそうになる)

結局、この兄ちゃん達のマナーが、一番良かったと私は思います。

(まだまだこの国の若者も、捨てたもんじゃないな。ナンて思いました。)

「教訓」

撮影は(特に観光地など)人の少ない午前中に済ませましょう。

トラブルも少なく光線の具合も良好です。それと朝寝坊しないように、目覚ましを忘れずに。