ダンス講師のフィギュアスケート鑑賞記 -24ページ目

ダンス講師のフィギュアスケート鑑賞記

フィギュアスケート五輪連覇の伝説の王者・羽生結弦選手を独自の視点で応援させていただくことを主な目的とするブログです。
フィギュアファン歴20年以上。

羽生選手、5年ぶり5度目の優勝おめでとうございます!

幸せな気分になりました。キラキラ

社会情勢や公衆衛生を考慮した行動・言動も素晴らしくて。キラキラ

さすが超一流のアスリート。

ありがとうございます!

「世の中の状況を見ている中で、明るい曲を皆さんに」との選曲理由も理解しました。

 

 

以上が、ファンとしての私の感想です。

しかし以下は厳しい内容なので、見たく無い方は引き返して下さい。

技術的な事や採点の事は多くの方々が分析してくださっているので、

私はGOEとPCSの伸びしろについて意見を述べます。

 

 

 

メモメモメモメモ

 

 

 

僭越ながらプログラムへの意見を述べる。

まずはショートから。

私はあのプログラムを好きだ。

しかし恐れながら、競技用としては好きではない。

理由と根拠を述べる。

 

理由→

今のままでは、ジャッジ(海外ジャッジ含む)からの評価が高く出ないと思うから。

根拠→

①同じようなロックプログラムのlet’s go crazy は、ジャッジからの評価が非常に低かった数字データ。

②純クラシックのバラード第1番ト短調は、全試合でPCSが出場選手中1位。

ジャンプを失敗しても、例外なくPCSが1位という圧倒的な数字データ。

これが審査員からの評価。

 

ショーやエキシビションでロックをやるのは素敵。

私も含めてファンは大喜びするだろう。

でも、あれを試合で?

競技を続行する以上は、良い成績を出すのが目標のはず。

出場することに価値があるという考え方もあるが、出場するなら勝ちたいと羽生選手は述べられていたからこそ、言わせていただきたい。

ジャッジから高いPCSとGOEを貰う方法は単純だ。

それは、いかにジャッジの好みと合致するかどうかだと私は思う。

 

ただし同じロックでも、パリの散歩道は例外だ。

少なくとも私は、あのプログラムがロックとして評価されたとは思っていない。

フュージョンとして評価されたと思っている。

ブルース、ジャズ、シャンソンの雰囲気も備えた曲で、16歳から19歳の男子シングルにしては比較的高く評価されたのはフュージョンとして評価されたゆえだろう。

2012年のスケートアメリカ・NHK杯での表現は見事だった。

アンニュイで抑制しており、洗練されていた。

最も原曲のイメージに近かった。

https://www.soundonsound.com/people/gary-moore-parisienne-walkways

間違いなく、このような表現の出来る羽生結弦は王者に相応しい、との認識を海外ジャッジに与えたことだろう。

だが、曲を持ち越した2014ソチオリンピックのシーズンはノリノリな表現へ一転。

「センチメンタルなノスタルジーを昇華させた明るい解釈へ変更した」という見方も出来るが、

それがジャッジに通用したのはソチの1シーズン限りだったと思う。

4回も世界歴代最高得点を更新したプログラムゆえに、自分の得意分野はロックだという思い込みへ繋がったのではなかろうか。

 

私は決して羽生選手が試合でロック曲を使用することを批判しているわけではない。

中途半端が良くないのだ。

きっと多くの海外ジャッジも同じことを思うだろう。

やるからにはロック野郎を完全に演じ切ってほしいと思うのだ。

誤解を恐れずに言えば、ロックは上品な音楽ではない。

真面目で品行方正な羽生選手が、上品なままでlet me entertain youを演じるのは違和感があるということである。

例えば、衣装の胸元の白い当て布。あれは何だ?

小学生男児のインナー白Tシャツに見える。

あれを肌色の襦袢に変更すれば、ワイルドに胸元をはだけたロックな印象をジャッジに与えることだろうに。

あのデザインだと、襟を立てるほうがロックな印象になるでしょうに。

そして、黒いマニキュア・黒いアイライン・ワックスで髪を立てるなどのヘアメイクを工夫すれば如何。

 

あれこれと改善策を考えたが、

私にはあのプログラムが海外ジャッジから高評価を受ける気がしない。

Let me entertain you のような王道的なシンプルロックは、正直に言ってジュニアでも出来る。どの選手でも出来る曲だと思う。

羽生選手にしか出来ないロックを表現した時こそ、海外ジャッジは高いGOEとPCSを与えるに違いないと私は思うのである。

 

それでは、羽生選手にしか出来ないロックとは。

具体的には、シンプルな王道的ロックでは無く、

危ういエネルギーに溢れている繊細で難解なロックがいいだろう。

さらに具体的に提案するなら、フレディ・マーキュリーの曲をメドレー形式で編曲したらどうか。

フリーなら序盤はWe will rock you、中盤はBohemian rhapsody、終盤はBicycle race、に編曲すればジャンプの配置も考慮しやすいし、ジャッジの評価も高く出ると思う。

美容整形前のピート・バーンズのイメージも良い。

絶対に他の選手には表現不可能だ。

多くの選手達がマーキュリーやピートの曲を使用したくても、似合わないから使用出来ないのである。

羽生選手は自分の才能の全てを自覚しておらず、もったいない。

他には、欧米の模倣ではない独自のジャンルを創造するking gnuのアカデミックかつ前衛的なサウンドも羽生選手のフィーリングに合致する印象だ。ジャンプのタイミングを合わせやすい曲が複数あり、編曲次第で素晴らしいものになりそうだ。日本発のロックを海外ジャッジ紹介する利点もある。ヒップホップ系ならKID FRESINOのフィーリングも合いそうだが、ジャッジの受けは微妙かもしれない。探せばたくさん見つかりそうだ。

羽生選手1人だけが出来そうな繊細で難解なロックを避け、

誰でも出来そうな王道ロックを選択するのは戦略的に如何なものかと思う。

ジャッジに好まれるプログラムを実行することが、高得点を獲得する最重要ポイントだと言い切っても過言では無いのだから。

 

世界選手権で優勝し、私の見解が的外れだった事を証明していただきたい。

(現時点で開催は未知数だが)北京オリンピックでは上品クラシックを選曲することを私は祈っている。