松下幸之助から学ぶ強運になる方法 | 昭和の鬼平が物申す

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鬼平が平成の世相を斬る

松下幸之助は経営の神様として、没後30年以上が経ちながらも日本国民にも愛され続けている。

 

「凡々たる非凡 松下幸之助とは何か」(江口克彦著)は、著者が松下幸之助の秘書として、最期までの23年間、幸之助自身から全身全霊の薫陶を受け、万感の思いを込めて綴られた幸之助本でもある。

 

松下幸之助哲学の伝承者でもある著者が、幸之助から教わったことは運を強くする方法だった。

 

「運の強い」とはどういうことか。自分が意図しないところで、一つの結果が出てくる時がある。その結果が良ければ、運が良かったと一般的には言う。

 

何の努力をしないままに、結果が出てくるのだから、それは単なる偶然というべきもので

あろうが、しかし、人間の立場からすれば、それを何か運という宿命的なものとして捉えたくなる。 

 

しかし、それはあくまで「良き偶然」であって、「運が強い」とは言えない。「良き偶然」は、一過性の物であり、「強い運」は継続のものである。「運が強い」とは、自分の周辺で起こった出来事を反省しつつ、肯定的に解釈して努力をすることが出来るということである。

 

先ずは自分の人生を肯定し、いかなる事態も自分にとって運が良かったと捉え、自己向上に努力するところに運の強さが身についてくる。

即ち、運の強さ=肯定+努力。それが出来るかである。