イノベーションは出る杭から生まれる | 昭和の鬼平が物申す

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鬼平が平成の世相を斬る

グーグル日本法人元社長の辻野晃一郎氏の週刊文春の人気ビジネスコラム連載が単行本化されたのが「出る杭は伸ばせ!」だ。なぜ、日本からグーグルが生まれないかを問う。

 

前職は、ソニーで井深大、盛田昭夫、大賀典雄らの薫陶をうけ、パソコン「VAIO」やDVDレコーダー「スゴ録」など大ヒット商品の立役者だ。ソニー退社後はグーグル日本法人社長を務め、現在は自身が起業した会社を経営している。
 

大企業、外資系、ベンチャー、メーカー、IT、管理職、企業経営、起業を経験し、ビジネスをあらゆる角度から見てきた経験を活かし、グーグル、アマゾンといったグローバル企業の未来、盛田昭夫、イーロン・マスクといったリーダーたちの思考、ソニー、東芝、マクドナルドなど失敗企業の研究、さらにAI、ロボットなどの新技術、フィン・テック、ウーバーといった新ビジネスまで幅広いテーマを独自の視点で分析、解説する。

 

その中で辻野氏が繰り返し説くのは「出る杭」の大切さ。イノベーションは「出る杭」から生まれ、日本が再び元気を取り戻すために必要なのも「出る杭」だと説く。

 

自らが「出る杭」になることで仕事も世界も変わる。これからの歴史的大変化の時代、必要なのは秀でた個人、「出る杭」たちだ。