昭和の鬼平が物申す

昭和の鬼平が物申す

鬼平が平成の世相を斬る

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病院通いしなくてもすむように今日からできることが13食をやめなさい!」(内海聡著)だ。

 

医師でもある著者は、老化と万病を引き起こす「食べ過ぎ」。さらにカロリーオーバーで栄養不足=「隠れ栄養失調」が追い打ちをかける、と指摘する。

 

例えば、ちまたの「健康常識」「食の常識」はウソにもまみれている、という。
当たり前のように言われている「13食」は、老化を促進し、さまざまな病気を引き起こしているというのだから驚きだ。

しかも、普通に食べてもカロリーオーバー。そしてカロリー的には「食べ過ぎ」でありながら栄養は足りていない。つまり、現代人は「重大な栄養失調」に蝕まれつつある、という。

 

まずは、「13食」をやめてみる。そのうえで、何を体に入れるべきかを考える。

 

曰く、「人間の体は基本、飢えに対応できるようにできている」「健康になりたければ、体に悪いものを取り入れないこと」「空腹を感じ、活動してから食え」「食の消化は体にとって、しんどいこと(老化促進)である」

 

飽食の今の時代だからこそ必要な、健康で長生きするために知っておきたい「食べ物」の話が分かりやすくシンプルにまとめられている。

 

 

元財務官僚で評論家の高橋洋一氏が一連の森友、加計問題に鋭いメスを入れたのが「大手新聞・テレビが報道できない官僚の真実」だ。これらの問題で何れも登場して来るのが官僚である。この官僚と言う存在について、官僚出身の高橋氏が内幕を明らかにする。

 

森加計問題が一向に終息しないのは、マスコミのミスリードによるところが多分にある。学校の認可にあたって安倍首相の意向が働いた、あるいは、官僚が首相の意向を忖度したのではないかという、ことが焦点になっているが、それは始めからなかったことをマスコミがさも真実かのように報道し続けた結果である。

 

官僚は交渉相手となる他省庁の官僚の要求について文書で大げさに強調することは、かなり一般的なケースといえる。つまり虎の威を借りる。それを総理の意向といえば事はスムーズに運ぶ。

 

では、なぜ、問題が沈静化しないか。それは、マスコミが情報を分析し、取捨選択をする能力がないから、と切り捨てる。

 

筆者は、財務省にいたときにマスコミ対策を担当したことがある。ニュースがあるときは、マスコミ用にまとめた資料のコピーを持って行き、記者たちに「レク」をしていた。たんに資料の解説をするだけである。すると、その日のニュース番組や翌日の新聞は、資料の内容をそのまま鵜呑みにした報道をしてくれるのだ。財務省に都合の良い政策のキャンペーンをすることも簡単だった、と明かす。

 

「断ったら波風が立つかも……」という思いから、本当はやりたくない頼まれごとをついつい引き受けてしまう人は少なくない。「できる大人は、男も女も断わり上手」(伊藤由美著)の筆者は東京・銀座の高級クラブのママ。

 

断り下手で何度も痛い目に合いながらも、事業で成功した顧客らから学んだ「上手な断り方」を体系化し、上司や取引先からの無理難題、気がない異性からの恋のアプローチへの対処法など具体例に即して、その極意を伝授している。

 

成功した人の「共通点」を考えていてふと気づいたのは、成功した人や周囲にも優秀な人が多い人は、みんな「断わり方」が上手だということだ。

 

本当に「できる人」「信頼されている人」は、「引き受け方」より「断わり方」がことのほか上手だ。

 

しかも、断られた人はけっして気を悪くしていない。それで人間関係が悪化したりはしない。むしろ断られているのに、心地よさそうだったりもする。

 

断っておきながら、相手からより信頼され、断ったことが次につながる関係を築くことに役立っているように見える。これこそが「お断り上手」の極意でもある。

 

どうすれば会社を潰さずに、儲かる会社に変えることができるのか。答えは「会社にお金があればいい」。ただ、それだけだ。おカネがないから会社は潰れ、十分な投資ができず、儲けることができない。

 

「借りたら返すな! いちばん得する!儲かる会社に変わるお金の借り方・残し方」(大久保圭太著)は、赤字でも、仕事がなくても、顧客に逃げられても現預金があれば、会社は生き残れると指南する。さらに、会社を守るのは「利益」ではなく、「現預金」と断言する。

中小企業にとって過去の「会計」ではなく、未来の「財務」を考えることでもある。1日でも「長く」「多く」手元に資金を残す方法を考え、実践しなければならない。

とにかく手元の現預金を増やすには、どんどん借入を起こして現預金を集めることでもある。必要以上の借入をすることに抵抗を感じる経営者は少なくないが、そもそも雨の日に傘を貸してくれないのが銀行であることを肝に銘じなければならない。


それが分かっているのであれば、晴れの日に借りまくるしかない。「そんなに簡単に貸してくれないよ」と嘆く経営者もいるかもしれないが、手順をきちんと踏んでいけば、そんなに難しい問題ではない。貸してくれないのであれば、返さない。つまり、雨の日になったら返さないという選択肢も取れる。

企業が儲かるようになるには、投資は必須だ。投資は小さく、回収は早く、調達は大きくする。

松下幸之助は経営の神様として、没後30年以上が経ちながらも日本国民にも愛され続けている。

 

「凡々たる非凡 松下幸之助とは何か」(江口克彦著)は、著者が松下幸之助の秘書として、最期までの23年間、幸之助自身から全身全霊の薫陶を受け、万感の思いを込めて綴られた幸之助本でもある。

 

松下幸之助哲学の伝承者でもある著者が、幸之助から教わったことは運を強くする方法だった。

 

「運の強い」とはどういうことか。自分が意図しないところで、一つの結果が出てくる時がある。その結果が良ければ、運が良かったと一般的には言う。

 

何の努力をしないままに、結果が出てくるのだから、それは単なる偶然というべきもので

あろうが、しかし、人間の立場からすれば、それを何か運という宿命的なものとして捉えたくなる。 

 

しかし、それはあくまで「良き偶然」であって、「運が強い」とは言えない。「良き偶然」は、一過性の物であり、「強い運」は継続のものである。「運が強い」とは、自分の周辺で起こった出来事を反省しつつ、肯定的に解釈して努力をすることが出来るということである。

 

先ずは自分の人生を肯定し、いかなる事態も自分にとって運が良かったと捉え、自己向上に努力するところに運の強さが身についてくる。

即ち、運の強さ=肯定+努力。それが出来るかである。