ホテル 加美家

●愛知県岡崎市鉢地町(新箱根)●



昭和43年〜47年頃にかけて20件以上のモーテルが建てられた新箱根ドライブコース。
今ではすっかり活気が無く、とうとう今年残り2軒になってしまいました…。
その一つ、加美家は峠の中央辺り、歴史を物語る味のある雰囲気を放つ宮殿風の建物です。
開業年は1968年(昭和43年)で新箱根の中でも全国的にも現役モーテルとしてはかなりの老舗!


もう一つの出入口。鬱蒼としてたり、こういう雰囲気がとても良いです。





道路側からは宮殿風だったが敷地内から建物を見ると、意外とシンプル。

だけどこのあっさりした雰囲気が渋いです。



車庫にはあやしく紫に灯る看板が。
和室、洋室とあります。

個人的にシビれるのがこの車庫の外にある看板。

和室は「日本間」洋室は「洋間」と!

日本間とか洋間っていう表現技法が凄く昭和感があります。




車庫の奥の扉をガチャリと開ければそこには薄暗い廊下が!ワクワクします…。


そして指定のお部屋の扉を開けると、これまた暗い階段。

この階段の床の柄!


●ホテル 加美家 3号室 洋室

柄が入った真紅の王冠風ベッドと黄金の壁という、昭和40年代のデラックスな雰囲気が堪らないお部屋。
1号室の王冠風ベッドとはまた違うちょっと角張った王冠風のベッドです。
そして引き戸を開けると鏡、そして味のある照明と枕元の赤いランプ。
こういうのこそ古典的なモーテルのスタイルですね。