奈良公園では今年もたくさんの鹿の赤ちゃんが誕生しています。
例年より多いような気がします。
ちっちゃな顔にクリクリの大きな目。
とても可愛いです。
つい近寄って触りたくなるかもしれませんが
近寄らないで遠くからそっと見守ってあげて下さい。
赤ちゃん鹿にひとの匂いが付くとお母さん鹿が子育てしなくなってしまいます。
お乳をもらえなくなった小鹿は生きていけません。
赤ちゃん鹿にさわらないよう遠くから見守ってあげましょう。
2020年 「奈良のシカ」 交通事故 多発地帯と件数が公表されました
(令和2年7月17日発表)
要注意区間別順位・発生件数(死亡数)
ワースト1位 県庁東交差点~福智院交差点 39件発生(うち15頭死亡)
ワースト2位 県庁東交差点~近鉄奈良駅前 30件発生(うち15頭死亡)
ワースト3位 大仏殿交差点~高畑交差点 18件発生(うち10頭死亡)
ワースト1位 県庁東交差点~福智院交差点
鹿せんべい目当てにこの道路を横断します
ワースト2位 県庁東交差点~近鉄奈良駅前
中央分離帯や県庁前庭の芝生を目指して6車線の交通量の多い道路も横断します
ワースト3位 大仏殿交差点~高畑交差点
右側に広がる飛火野の芝生とを行き来するため多くの鹿たちが横断します
飛火野園地
奈良公園内に生息する鹿の総数 1286頭
総交通事故発生件数 179件(うち104頭死亡)
約12頭に1頭、3~4日間に1頭が交通事故で命を落としていることになります。
あまり知られていませんがかなり多い数です。
この数字は国の天然記念物の扱いではありません。
にもかかわらず事故を無くすための対策が十分とられているとは言えず
むしろ鹿が危険度の高い場所に行ってしまう環境をつくってしまっています。
鹿の安全にまったく配慮されていない街づくりなのです。
ワースト2位である県庁前の6車線の中央分離帯には
鹿の主食である芝生が植えられ
県庁 ・ 文化会館 ・ 裁判所と並ぶ公共施設の前庭や路肩にも芝生があります。
鹿はこの芝生目当てに危険な道路を横断します。
なぜこんなところに芝生を植えるのか??
これでは国の天然記念物をわざわざ危険にさらしているようなものです。
ここを鹿が食べない植物にするだけでも事故はかなり減ると思われます。
ワースト1位~3位の道路わきすぐのところでは鹿せんべいが売られています。
鹿せんべいの売り上げの一部は
鹿の保護活動に生かされているので
よく売れるところでの販売も必要ですが
鹿にとって安全に配慮された場所での販売であるべきです。
できれば県庁東の交差点より若草山側(東側)など
鹿が危険な横断をしなくてすむ場所が望ましいです。
事故多発区間のワースト1位~3位のわずか数百メートルの間には
鹿の飛び出し注意を促す表示が路面や道路脇にあります。
しかし減速する車はほとんどなく、表示の効果はあまり感じられません。
さすがに目の前を横断していれば停止または減速しますが
急な飛び出しに対応できる速度では走っていません。
ドライバーにもっと減速を促す表示や広報が必要です。
地元FM局 「ならどっとfm78.4MHz」 の道路情報で
鹿の事故の多発区間の告知や減速などの注意喚起をしてもらうなど
目だけでなく耳からも注意を促せば効果が期待できそうです。
世界で唯一、1200年以上前から人と野生のシカとが共存している奈良公園
ひとの暮らし優先で鹿が犠牲になるようなことがあってはいけません
鹿の交通事故をゼロにしなくては世界に誇れるとは言えません
鹿はとても怖がりです。
散歩中の犬にほえられたり、こどもに追いかけられたりして飛び出してくるかもしれません。
お母さんに追いつこうとして小鹿が飛び出してくるかもしれません。
ドライバーのみなさん
奈良公園周辺を走行するときはふだんよりスピードを落として
鹿の飛び出しにくれぐれも注意してくださいますようお願い致します。
「一般財団法人 奈良の鹿愛護会」より
奈良公園に生息する鹿は、国の天然記念物「奈良のシカ」に指定され
都市の近くで人々が自由に野生動物に親しめる、他に類のない非常に貴重な存在です。
奈良の鹿愛護会では、天然記念物「奈良のシカ」を守るために、毎日巡回パトロールをおこない
さらに皆様からの通報連絡により、傷ついた鹿たちを保護する活動をおこなっています。
しかし、交通事故をはじめ、ゴミのポイ捨て、間違ったエサやりの問題など
鹿の生息環境は悪化の一途をたどり、鹿たちが傷ついています。
「鹿のために、私たちができること」
それは、鹿の現状をきちんと知ること。
鹿の生態を理解し、正しいルールやマナーで接することです。
それが鹿と人とのトラブルを防ぎ
なおかつ「鹿だけが我慢をしない」共生の第一歩につながるのです。
「奈良のシカ」は、奈良公園を訪れる皆様をはじめ
地域の皆様からも大切に愛されている、「奈良公園のシンボル」です。
この鹿たちを守りながら、奈良公園の生態系を保全して未来に繋いでいくこと。
それが、鹿と人とが共生する理想の環境ではないでしょうか。
ぜひ、一人ひとりが考えてみてください。
奈良の鹿愛護会の活動は、鹿を愛する多くの皆様によって支えられています。
鹿の保護活動の拠点である「鹿苑(ろくえん)」には
ケガや病気などで救助救出された鹿が保護されています。
安心安全な牧草、入院中の鹿たちの健康を維持するためのお薬などが必要です!
あなたの、「鹿たちへの思い」が「奈良のシカ」を守ります。
私たちの活動は、多くの皆様のご支援によって支えられています。
「奈良の鹿愛護会」に、ぜひご入会くださいますようお願い致します。
ご入会のお申込みはこちら> https://naradeer.com/member/
WEBからのご寄付はこちら> https://naradeer.com/donate/