『弱者』っていったい。 | 心笑亭 杉のの笑いの空間

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皆様こんにちは。

今日は、ひっさびさになにも用事のない日曜日。

おもくそダラダラしまくった、

愚痴聞き部屋管理人、

愚痴聞きカウンセラー作家の、心笑亭 杉のです。





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はい。

これでもかっていうぐらい、寝たおしました。



正直、杉のほど、

昼間だろうが、どれだけ賑やかだろうが、

どんな場所だろうが。

そんなものもろともせず爆睡できる人間はそういないと思う。


実際、学校の授業は当たり前のこと、

カラオケの真っ最中でもカラオケボックスで眠った経験もあるし、

飲み会だって、途中で眠りこけてしまう自分を戒めて、

一切酒を飲まないようになったぐらいだ。


そんな自分であることから、

「日常にあふれる音」

を、騒音と思ったことがない。

唯一、杉のが「騒音」と認定したのは、

夜、眠りにつく耳の周りで飛び交うの音ぐらいだ。


あれはどもならん。



だけど、中には、子供たちの賑やかな声をも、

「うるさい」と、保育園などにクレーム入れる人もいる。

今日知ったニュースの中でも、

トラックがバック音を入れずにバックしたことで、

盲導犬をつれた方が、はねられて死亡されたとかで。

そのバック音を入れなかった理由は、どうも、

「うるさい」というクレームが原因じゃないか、という声もあったりで。

どうもバス会社などには、そういったクレームが相次いでいるらしいのだ。


そんなニュースが流れると、

必ず、

「弱者」へのおもいやりがない。

という声で溢れる。


小さい子どもを思いやる心があれば、

その賑やかな元気な声を「騒音」と思うはずがない、と。

そのバック音を消していた理由がクレームだったとしても、

本気で「弱者」を守ろうとするならば、

そんなクレームにひれ伏す必要がない。

そもそも、目の不自由な人やお年寄りなど、

「弱者」の命を守るためのバック音や、救急車両のサイレンなどを、

「騒音」と片付ける人の気がしれない。

そんな人、許せない!


いやーごもっともだ。

返す言葉もございません。



が、しかーし。



その

「弱者」を守ろう。

「弱者」を救おう。

「弱者」には、最大限の気を配ろう。

その、

「弱者」「弱者」のオンパレードに、杉のはいつも頭をひねってしまう。


つうか、

「心」を勉強している人なら誰もがわかると思うけれど、

その、

「弱者」と決めつけていること自体が、

本当の「偏見」であり、


つうより、


本当の「弱者」って、

その場その場の状況で、

または、それを見つめる角度で、

どんな風にも変わるものだもね。


残念ながら、杉のにはわからないけれど、

些細な物音でも眠れない人もいる。

絶対音感を持っている人などにとっては、

その苦しみは、相当なものらしい。


その人がもし夜勤などやっていれば、

せっかく眠りにつける昼間に、

子供たちの声やトラックのバック音が鳴り響けば、

しかもそれが毎日続くとなれば、「どうにかしてくれ」と思わずにはいられないだろうね。


それでもたいがいは、それは言えないと思う。

だって、相手は子供だから。

だって、その音は、弱者を危険な事故から守るものだから。

それを「うるさい」と言ってしまえば、きっと、「許せない!」と言われる世の中だから。


こんなふうに、「弱者」を守ろう、とするその正義は、

結局、「弱者相手には何も言えない本当の弱者」を作り出す。


それでも、

勇気を出して、その苦しみを訴えた人は、

「あのうちの人は、ちょっと変わってるから」

「あのおじちゃんの前では騒いだらダメよ」

なんて言われて、結局は「悪者」になってしまうんだよね。


どうしたらいいんだろうね。

それもやっぱり、

「ど真ん中」から見つめるしかなくて。

相手のことを、

お互いが「ど真ん中」から思いやるしかなくて。


解決はできなくても、

やっぱりそれしかないよね。


だからって、

「うるさい」とクレームの入る幼稚園や保育園は、

「だから静かにしなさい」

って子供たちに言ってしまうのではなく、

その「クレームおじちゃん」に、

「いつも見守ってくれてありがとう」

なんて書いた手紙を毎月ポストに入れてみたり、

強引に、園に招待してみたり。


バス会社やトラック業界の人たちも、

その命を守る大切な音を、消してしまうのではなくて、

「バックします。うるさいけど我慢してね」

なんて音声に変えるとか、

「このバック音、あなたの優しさで流れています」

なんて言葉を、ででーんと車体に書いてみたり。


そう、あの、トイレの、

「いつも綺麗に使ってくれてありがとうございます作戦」


あれ、日本人の心理をうまく使った作戦だよね。


人って、そんなに冷たくない。

みんなが、誰かに迷惑をかけて、

みんなが、誰かに迷惑をかけられて、

そうやって助け合って生きている。



同じ人間を、「弱者」とくくるのはやめて、

みんなが同じ立場で相手を思いやる心を持てるようになったら、

きっと、

小さな争いはなくなっていく。


それが、本当の意味で、「戦争のない国」なのかもしれないね。



それではまた。




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