「いいお母さん」を諦めた理由。 | 心笑亭 杉のの笑いの空間

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只今ブログ改変中です。しばらくこのままでお許し下さい。

またまたこんにちは。

さっそく、さっきの記事で、

「いいお母さん」になれなくていい、と思ったきっかけを教えてください



というお問い合わせをいただきました。

ありがとうございます。



そうだね。

それ知りたいよね。


杉のは、長女を授かって、初めて「お母さん」になったとき、

ただただ、「笑ってたら、どうにかなるやろ」てなぐらいの子育て論しかなかった。

だから、娘がなにをしても面白くてたまらない。

泣いても、ぐずっても、乳を噴水のように吐き出しても、

ひたすら、「なんて赤ん坊って面白いんだ」ぐらいの感覚しかなく、

3ヶ月目にして、親の食べてるものを無性に食べたがり、

4ヶ月目に入る前に歯が生えだした娘に、

お食い初めのときは、おもわず、白ご飯を食べさせる、というとんでもない親だった。


そのうえ、大雑把だった杉のは、板の間で何も惹かずオムツを替え出したり、

「耳はまだ聞こえていない」という、先生の言葉を受けて、「なら大丈夫だ」と、カラオケに連れて行ったり、まだ首がちゃんと座っていない頃に、砂浜に埋めてみたり、と、半分虐待か!と言われるような扱いをしまくっていたものだ。


そりゃ世間様の目は冷たい。

砂浜に埋めていた時は、完全蔑む眼差しを向けられていたけれど、

なんせ、あまりにも優来が気持ちよさそうに砂をかけられているものだから、(ほんとに気持ちよさそうだったのだ)気がついたら、埋まっていた、ということなのだ。今はただただ反省するしかない。


だけど、子供を何人も育てた肝っ玉母ちゃんたちからは、

「あんた、一人目とは思えんええ子育てしとるな。ええ子供になるで」

と、その頃からお墨付きを得ていたことは間違いない。


そんな杉のが、これから先どうしようか、と考えたのはいうまでもなく、しんちゃんと離婚をした時だ。

娘は小学一年生。息子はまだ1歳。


「これからは三人でずっと笑っていこう」


と、三人で約束したものの、どうやって、父親の役目も、母親の役目もこなしていくかはまったくわからなかった。というより、父親の役目の方が完璧に近いんでないか?と思った程だ。


働くことは問題ない。

キャッチボールだってできる。

だけど、料理はできない。

裁縫も、からっきしダメ。


こりゃ父子家庭だ。

というのが、大抵の友人たちの見解。


それでも、笑っていたらどうにかなるやろ!

で、始まった三人だけの生活。


そりゃ楽しかった。

毎日毎日笑いまくり、近所のおじちゃんおばちゃんたちにも恵まれ、

そりゃ、楽しく過ごしていた。


そうこうしているうちに、PTAのバレーボール大会に参加したことがきっかけで、

杉のは、そのPTAのお偉いさんたちにえらく可愛がられるようになり、

なんやかんやと、子育て講演会などに連れ回されるようになった。

そのうち気がつくと、なぜか自分までそのPTA役員という立場まで任命され、

そこで、杉のは初めてこりゃやばい!と、「いいお母さん像」というのを勉強し始めたのだ。


とても興味深かった。

しかしながら、自分の「子育て」を振り返ってみると、どうやら、ずべてが間違っている。

じゃあどうすればいい?

このままいくと、うちの子らはどうなるの?

と、ここにきて、やっと子育ての大切さを理解する杉の。


だけど、その講演会での話は行き着くとこ、みな同じ。



「子供を健全に育てるには、夫婦円満が第一」


なんじゃそりゃ、と、そんなことは離婚する前に言ってくれ!てな話である。


しかも、離婚してしまった親がどうすればいい、なんて誰も教えてくれないのだ。

つうか、その頃、バツイチ女が、嬉しそうにPTA活動しているのは田舎では珍しく、

そんな母子家庭の親が、会場にいるはずもない、という風潮もあったと思う。



そんなこんなで、いい話を聞けば聞くほど

どうも自分は、父親としても、母親としても中途半端らしいことが身にしみる。

ということは、

どちらも中途半端な自分が、二つの役目、「親としての役目」を全うするなんてできるはずがない。

しかも、その「夫婦円満」が実現できない時点で、親としてはもう失格には違いない。


だけど、「子供と笑って生きる」と約束したことはどうにかしなければならないのだ。



そうなってくると、余計に自分にプレッシャーがかかるものだ。


「母子家庭だからといって、子育て失敗したとは思われたくない」

「たんか切って離婚したのだから、誰にも親にも迷惑はかけない」

「離婚してよかったって、みんなから言われたい」

「PTA活動してんのやから、ええ親にならなあかん」


「片親だって大丈夫だって言ってもらえるいい母親になろう」


そんな思いばかりが頭によぎり、

表面的には笑って暮らしていても、

ストレスは溜まるは、体重は激減するはで、気がつくと、子供にあたってイライラばかり。





アカン。

これは、なんか間違ってる!

こんなこと、違うに決まってる!

って、思い始めた頃、

優の、保育園の写真が、どれも笑っていないことに気がついた。



その時にね、

もうええやん。

どんな母親でもええやん。

自分がどう思われてもええやん。

片親だってええやん。

そんなことより、三人が笑ってるほうがええやん。



と、



「いいお母さんになんてならなくでもいい」




と、完全に敗北宣言をした。というわけで。




だから、娘はその頃のこと、よく言うよ。


「いっつもあたし頭殴られてた」

「優も、いつも叩かれてた」



って。


今となっては、

「あたし、保健室の先生に、『お母さんから虐待されてないか』って確かめられたわ!」

って、大爆笑されるけど。



ってゆーか。

それからだって、杉の、しょっちゅう子供たちには手を上げる、とんでもないダメな母親だけど、

自分の思いを晴らすために手を上げることはなくなった。

そして、

今は、もう、子供たちを叱ることはない。



大切なことは、すべて教えてきたつもりだから。

これからは、

自分たちが、自分たちの判断で生きていってくれればいい、と思っているから。

なにが大切で、なにが大切でないかは、

もう、親の私が教えることではなく、

子供たちが、判断していくことだと思っているから。




そうやってね、

親も成長していけるのが子育てで。



だから、なによりも大切なのは、

子供に、どうなってもらいたいか。

どんな親になりたいかではなく、

子供の未来をどれだけ信じられるか。



そうゆうことではないかと思います。



回答になっていたでしょうか。

そんなことです。

本日これからバイトがありますので、

装飾もなにもない、あいそのない記事で失礼いたします。


それではまた明日。



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