尚禮舘事務局は、渡口政吉先生の沖縄本来の文化としての「尚禮舘空手」を師との約束の地「沖縄」に還す為の道場を設立する目的で活動をしています。



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5月20日は師、渡口政吉先生の誕生日です。



この日が近くなると先生との想い出が脳裏によみがえってきます。





1984年の米映画、「カラテキッド」


日本では「ベストキッド」の名前で放映されは、ブルースリー以来の空手ブームを起こし



ミヤギが主人公に空手の手解きを受けるシーン




最後のラストシーンの鶴の構えが話題になっていました。




今までの空手映画になかった沖縄の空手の精神や師弟関係が表現されていた作品でした。






ほとんどの方がこの「ミヤギ」は渡口先生がモデルだったとは知りません。




私の兄弟子になる
T氏のお弟子さんの脚本家K氏が



T氏の話をもとにアドバイスを受けて作ったものでした。



鶴の構えは、尚禮館の「白鶴の型」として伝わっています。









後日





それを知った私は渡口先生が私の道場に見えた折にお聞きすると、




「あれか!おれがモデルだよ。」



とあっさり一声。



「そんな事どうでもいい、稽古しろ!」



でした。




空手は自己確立の道



名誉や欲、社会的な立場に囚われない生き方をしたいものです。





先生との懐かしい想い出でした。