8月26日(日)
陸上自衛隊東富士演習場にて
開催された総火演のつづきであります。
見慣れぬ車輌が登場。
昨年の総火演で初登場したAAVですね。
Assault Amphibious Vehicle=水陸両用強襲車。
なかなかの重量級の車体に見えるのだが、
これが水上を浮かんで航行するとは
水上での推進力は主にウォータージェット推進
だそうですが履帯の回転でも少しは推進するとか…
赤と青のヘルメットカバー。
赤は砲撃手の補佐、青は砲撃の際に周囲の
安全確認をする人です。
99式自走155mmりゅう弾砲。
155mりゅう弾砲FH70。
チヌークさんにも載る、
車高が低いタイプの高機でしょうか。
コブラさん。
対戦車ヘリAH-1Sです。
飛ぶものは、眼前のロープもない為に
撮りやすいっス(苦笑)
その後、整地などが行われました。
この頃から周囲にもくもくと雲が立ち込めて
来たのでした
FH70に弾込めの図。
試射や整地が完了して準備万端となり、
そこで小野寺防衛大臣のご来臨となります
で、
ここからが前段演習の始まりです。
前段っていうのは主要装備品の紹介ですな。
まずは特化部隊。
火砲、ロケットなどを装備し
主に敵の上陸部隊や砲兵部隊などに対して
火力戦闘を行う部隊です。味方の通過部隊、
戦車部隊の戦闘を容易にする為の火力支援を
行います。
99式自走155mmりゅう弾砲。
自己位置の評定、照準、弾薬装填が
自動化されていて、陣地侵入後に
速やかに射撃開始が可能。
射程は40km。
陸自に最も多く
配備されている火砲であるFH70,
これで40km四方をカバーできます。
けっこう守備範囲広いのですね。
上の2種類の火砲の演目として
全ての射弾を同時に破裂させるTOT(time on target
=同時弾着射撃、敵に対して奇襲効果を増加)ってのが
あるのだが霧のため全く見えませんでした。
まさに(ToT)/
さらに、かなり楽しみにしていた曳火射撃で描く
富士山も、いっさい見えず…
↑
天気が良ければこんな感じ。(借り物画像)
異なる火砲を用いて上のように弾着させるのは
100分の1秒単位のたいへん高い技術が必要となり、
敵の展開状況に合わせて各火砲の弾着位置を自在に
コントロールできる技術により、特定の広さの地域を制圧する、
等が可能になるんだそうです。
つづいて迫撃砲小隊。
普通科連隊において近接戦闘部隊の戦闘行動と
密接に連携し、継続的火力支援を行います。
120mm迫撃砲 RTですかね。
よい表情を捉えることができました
つづいて対戦車部隊。
個人携行式対戦車ミサイル…
01(マルヒト)式対戦車誘導弾だと思います。
通称マルヒトATM
ミサイルが飛んでいくと
お〜〜と歓声が上がります(^^)
射距離に応じて
戦車の弱点である上面を攻撃する
ダイブモード(トップアタック)と低伸弾道モード
(ダイレクトヒット)を使い分けます。
1キロほど飛んでいって
敵戦車は撃破されました。
89式装甲戦闘車。
87式自走高射機関砲。
非公式愛称ガンタンク。74式戦車の
車体を利用しています。
バラバラと飛び散る空薬莢。
戦車等火力の登場です
16(ヒトロク)式機動戦闘車。今回の総火演の
プログラムの表紙はこれとAAVでした。
74式戦車が不参加だったのですが、今回これが
大きくフィーチャーされていたようですねぇ。
射撃性能は74式戦車の
上を行くみたいなんですね。
よく動き回って撃ちまくってたようですが、
(写真は撮り損ねた…)
10式戦車と同等またはそれ以上ともいえる
射撃統制装置を装備していて、自身が高速で
走行しながらの射撃が可能になっています。
90式戦車。
これも動いてるのは初めて見たかも。
10式です。
ど~しても砲火が写らず…
つづく