枯れ草を舞い上げながら・・










1月11日(日)習志野演習場において行われた
「第一空挺団降下訓練始め」。

さきほど指揮官降下を行った CH-47Jチヌーク 3機がつぎつぎ地上へ。
防衛政務官や統合幕僚長、そして防衛大臣が観閲のため降り立ちます。





下をのぞきこむ隊員。
接地を目視で確認しているんでしょうな。









黒いキャップの方が中谷元 防衛大臣。

ご自身が元陸上自衛官。第20普通科連隊小銃小隊長、レンジャー教官の経歴があり
さきほど隣の習志野駐屯地でパラシュート降下の訓練を体験されてきたそうです。

うしろに、まだ畳まれてますが防衛大臣旗。









さて。


某日某所…
我が国のとある島に、敵対戦力が侵入。


敵の陣地から赤いスモークが…









いよいよ状況開始。








まずは自由降下作戦が発動――
はるか上空をいくチヌークから、空挺隊員がフリーフォール。







これは自由降下傘(じゆうこうかさん)MC-4。

高高度から隠密かつ精密に降下する際に用いられます。
自由降下により、主力部隊の降下に先立って敵地に潜入、
偵察や誘導などを行う事前潜入部隊や特殊部隊の降下で行われます。

1万メートルから降下した場合、約25キロ先まで滑空することが可能…ですが
1万メートルから降下ができる場所が国内にはなく、米国まで行って訓練をやっているとか。




昨年よりも招待者席寄りだったためか
目の前に着地しました(*^_^*)





見ていたところ、かなり操縦がきき
あっちこっち動いて、自由に着地位置を決められるようでした。


今回は1200mからの降下でしたが
超高高度からの降下の場合、酸素マスクや防寒装備などが不可欠。
高度な技術を要し、選ばれた者だけが自由落下をできるそうです。






左手のはaltimeter、高度計ですな。

 








事前潜入部隊の潜入・偵察をうけて、
つぎつぎと空挺主力が降下を開始。ドンッ

UH-1J(ヒューイ)から




チヌークさんから。


黄色いひもみたいなのは〝自動索〟。
自動索は機内に取りつけられるパラシュートの引き綱で、
隊員が降下するとピンと張られ、自動的にパラシュートが開く仕組みです。






空自C-1輸送機。おそらく入間から。









C-130からです。




拡大してみました。
新型の13式空挺傘による、機体両側からの連続降下。
昨年までは片側の扉から10名程が間隔をあけて降下していましたが
今回は20名が立てつづけに降下。















こうして、敵の侵攻した習志野島に
我が方の空挺部隊がぞくぞくと上陸を果たした――








落下傘同士がかなり接近しての降下も見受けられましたが
新型の性能ゆえか、全く大丈夫なようでありました。








さらに降下は続きました。
つづく


   



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