12月21日(日)江ノ島にて。
海自・掃海艇えのしま の一般公開のつづきです。


タラップを上がり船上へ。
シートで覆われてるのは20mm機関砲JM61-M。
沿岸警備等を目的とした小口径機関砲。






1等海士の右側、この芸術的なロープワークを見よ。






艦橋前では記念撮影してる人が多かったです。






艦橋内で撮った写真をいくつか。

海自では制帽・帽章ともに幹部・海曹・海士で大きく異なっております。

こちらの制帽、
帽章は金色の錨と環が配され、その上に桜花、周囲を
桜葉と桜つぼみが取り囲むデザイン。






レンジファインダーです。光学視差式距離計 = 測距儀。






国際信号旗は、海上において船舶間での通信に利用される世界共通の旗。

その使い方は国際信号書によって定められておりまして
国際信号旗による信号を旗りゅう信号(旗旒信号、Flag Signalling)と呼びます。



Zだけは知っておりました(^^)

旗りゅう信号は、
1つの旗が一つのアルファベット、数字(またはひらがな)に対応しています。
さらに1つの旗にある特定の意味をもたせております。












風にたなびく自衛艦旗。







夕刻が近づき、今年もあの光景を写真に収めてまいりました。






16:34 日没の時刻
ラッパが鳴り響く中、自衛艦旗降納が行われます。










降納の間、自衛官の方は自衛艦旗に向かい直立、敬礼を行います。




海自の第一種冬服でしょうか、カッコいいですな(^^)











自衛艦旗は旧日本海軍の軍艦旗そのままのデザインです。

その制定にあたっては、すんなりと決まったわけではありませんでした。
旧軍艦旗が自衛艦旗となるためには、当時の関係者の苦心があったそうです・・・。









海上自衛隊の前身である保安庁警備隊の警備隊旗は、
白地の中央に赤色の桜花を配し、青色の横じま7本を描いたものでした(上図)。
昭和29年7月の防衛庁・自衛隊の設置を前に、
その旗章についても見直されることとなりました。

学者や画家、そして各部隊・機関等の意見を集めたその結果、
大部分は旧軍艦旗を希望している意見が多いことが判明しました。

情勢はこれを許す状況にはないのではないかとの議論があったため、
「直線的、単色、一目瞭然、すっきりしたもので、一見して士気を高揚し、
海上部隊を象徴するに十分なものであり、かつ、海上において視認の高いもの」
であることを軸に、新たな旗を考案することになったのでした。

東京学芸大学に意見を求めたところ、

「部隊の旗としては、旧海軍の軍艦旗は最上のものであった。国旗との関連、
色彩の単純鮮明、海の色との調和、士気の昂揚等、すべての条件を満たしている。」


との回答がありました。その後も図案の研究が続きましたが、
画家である米内穂豊画伯に図案の作成を託すことになったのです。






画伯は悩み抜いた末、結論に至りました。
 
「軍艦旗は黄金分割による形状、日章の大きさ、位置光線の配合など
実にすばらしいもので、これ以上の図案は考えようがない。
それで、軍艦旗そのままの寸法で1枚書き上げた。
お気に召さなければご辞退します。画家としての良心が許しませんので」

“画伯の作品”は「創設する海自への影響」「国民感情」などを焦点に
庁議にかけられましたが、保安庁長官は裁可したのです。

自衛艦旗を最終的に承認したのは吉田茂首相ですが、こう語っています。

「世界中でこの旗を知らぬ国はない。
どこの海に在っても日本の艦だと一目瞭然で誠に結構だ。
海軍の良い伝統を受け継ぎ、海国日本の守りをしっかりやってもらいたい・・・。」








海士の制服は言うまでもなく、伝統のセーラー服であります。
これは冬服。夏服は白となります。










江の島ヨットハーバーに停泊するヨットのイルミネーション。






シーキャンドルのライトアップ開始。





16:55 「電燈艦飾 5分前」の放送。
17:00「ヨーイッ」 「点灯!!」 でイルミネーションがはじまります。
ま、この辺は例年と一緒ですが。





来年は三脚持っていこう…
以上。


それでは皆さま、良い年末とお正月をお迎えください 
来年も宜しくお願い致します鏡餅 


  






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