高齢になると
肉体的な衰えや各器官障害、環境の変化、生活収入など不安要素が多くなります。
みんなが初めて経験する「超高齢社会」なので、見習う先例もなく、
放物線を描いて墜ちていくように衰えていくことに、不安をぬぐいきれません。
不安は、さらに心を病ませ、肉体を傷つけ、老化を促進させます。
このような高齢者が多い中、「不安」を「希望」に変えて、
新たなる人生を出発した人たちがいます。
活き活きとかがやく、在家高齢者の菩薩をめざす人たちです。
皆さん、み教えを聴き、実践する場所へ熱心に足を運びます。
聴くたびごとに、不安は、安心へと変わり、
永遠の寿命をもつみほとけに「無上道」へと導かれるよろこびに、
笑顔と生命力があふれてくるのです。
毎自作是念 以何令衆生
得入無上道 速成就仏身
みほとけは、このようにおっしゃっています。
わたしは、常にこう念じている。
どのようにしても、すべての人びとを、この上ない佛の道に導き入れ、
最高の幸福の境地である佛の身にならせようと。
これが、わたしの永遠に滅することのない誓願である。