賞賛と批判はエネルギーの法則でセット。だからこそ“徳積み”が必要なんです
賞賛される出来事が続いたあと、不思議と批判の声や誤解が生まれる。そんな経験をしたことはありませんか?実はこれ、偶然ではなく“エネルギーの法則”なのです。
人間界においては、プラスの出来事には必ずマイナスのエネルギーがセットで働いています。賞賛と批判。幸と不幸。成功と失敗。これらは表裏一体。まるでシーソーのように、バランスを取り合って存在しているのです。
よく「批判は気にしない方がいい」と言われますが、それが難しいと感じる人も多いですよね。なぜなら、“賞賛50:批判50”のエネルギーが、エネルギーの総量としては常に釣り合うようにできているからです。
たとえ10人から褒められても、たった1人からの批判がものすごく重たく感じてしまう。これは「人数」ではなく「エネルギーの強さ」で作用するためです。
でも、この法則を知っておくと、心がとても軽くなります。「なるほど、今はエネルギーが釣り合おうとしてるだけなんだ」そう理解できるだけで、感情の揺れ幅が小さくなります。
たとえば、急に運気が上がって賞賛され始めたとき。その裏では、陰陽の法則が働いて、批判エネルギーも静かに“発動待機”していることがあります。
それを無効化する方法はただひとつ。徳積みです。
「徳」というと宗教的に聞こえるかもしれませんが、実はとても現実的な概念。誰かを助けること。目の前の人を思いやること。損得なく動くこと。嘘をつかず、感謝の波動で生きること。これらすべてが「徳」になるのです。
つまり、賞賛や成功が起こった後は、できるだけ早く徳を積んでいく。そうすることで、陰側のエネルギー(批判やトラブル)が現実化せずに“解消される”のです。
まさに、人生の知恵。こうしたエネルギーの仕組みを、もし子どもの頃から教えてもらえていたら、もっと生きるのが楽だったかもしれません。
だから思うのです。「幼稚園や小学校に“運の授業”があればいいのに」と。
どんなに知識を詰め込んでも、“エネルギーと感情の扱い方”を知らなければ、人生は苦しくなってしまうから。
ただし、エネルギーに敏感すぎても、日常がつらくなります。空気を読みすぎて疲れてしまったり、人の視線が怖くなったり。だからこそ、今の時代に必要なのは──鈍感力というスキルです。
すべてを敏感に受け取るのではなく、必要なことだけを拾い上げて、あとはそっと流す。それくらいで、ちょうどいいのです。
他人の評価や、SNSの言葉に左右されるのではなく、自分の心の声に耳を澄ませてください。
そして、こう問いかけてみてください。「いま目の前の人を、私は喜ばせられているだろうか?」
この問いに「YES」と答えられる瞬間が、あなたの徳になるのです。
賞賛されたとき、運気が上がったとき、注目されたとき。そんなタイミングこそ、立ち止まって、深呼吸して、ひとつ徳を積む。
毎秒、実践。毎秒、徳積み。
それができる人は、人生を大きく変えていく人です。
人生は、諦めなければ必ず変わります。どんなに周囲に敵が多く見えても、徳を積み続けた人のまわりには、必ず“本物の味方”だけが残ります。
「気づけば、周りはいい人ばかりだった」そう言える人生を、あなたにも歩んでほしいと願っています