【陰徳と陰悪】神様が見ている“人目につかない行い”が、あなたの運命を決める

あなたは「人が見ていないところ」で、どんな行動をしていますか?
神様のお眼鏡にかなう人は、人に見られていない時こそ良いことができる人です。

それが、私が常日頃から推奨している
「陰徳(いんとく)」=人目につかないところでの善行です。

しかし反対に、人目につかないところで**悪意を持って行動してしまう「陰悪(いんあく)」**もまた、運気を大きく左右します。
今回は、「陰徳と陰悪」の違いを通じて、“本当の人間力”について深く考えてみましょう。


【1】陰徳とは何か? 神様が見ている行い

「誰も見ていないから、まぁいいか」
そんな気持ちで、小さなズルや無視をしてしまうことはないでしょうか?

でも、神様はちゃんと見ています。
陰徳とは、「人目に触れず、誰かのためになる行動をすること」。
   •   誰も見ていなくても、ゴミを拾う
   •   困っている人を黙って助ける
   •   見返りを求めず、陰ながら応援する

こうした行いは、目には見えなくても、巡り巡って必ず自分に返ってきます。


【2】“陰悪”の本質:見えないところの人格が試される

反対に、「陰悪」とは、人目のないところで悪いことをすること。

しかも重要なのは、
**「自分にとって利害関係のない人の前でどう振る舞うか?」**です。
   •   上司やお客様の前ではニコニコしているのに、
   •   店員や部下には冷たく当たる
   •   家族や我が子にだけ強く当たる

これはまさに、「陰悪」の典型的な行動です。


【3】“良いカッコ”は誰にでもできる

人は、自分よりも立場が上の人の前では、自然と良い振る舞いができます。
上司、親、お客様、先輩…

なぜなら、「自分を評価してくれる存在」だから。

しかし、社会的に立場の弱い人の前では…
つい油断して、本性が出てしまうことがあります。
   •   店員に横柄な態度をとる
   •   子どもにだけ感情的に怒鳴る
   •   部下に理不尽な指示を出す

その“素の自分”こそが、神様に見られている部分なのです。


【4】社長の前では良い顔、でも裏で…

私は経営者として、多くの社員と接してきました。
当然、私の前ではみんな良い顔をします。

でも私が本当に気にするのは、
**「その人が私の見ていないところで、誰にどう接しているか?」**です。

部下への態度、後輩への言葉、お客様への敬意、
そういった**“無意識のふるまい”が、その人の器を物語ります。**

そして不思議なことに、
そういう姿勢は言葉の端々や目つき、空気感にすべて現れるのです。


【5】「陰徳」は見えない貯金、「陰悪」は見えない借金

あなたが毎日積み上げているものは、
“見えない善行の貯金”ですか?
それとも、
“誰にも見られていないと油断した悪意の借金”ですか?

神様は、ちゃんとその帳簿を見ています。
だからこそ、「見られていないところでどう行動するか」が本当に大事なのです。


【6】今からできる“陰徳”の習慣

では、今日からできる陰徳にはどんなものがあるのでしょうか?
以下にすぐ始められる「陰徳リスト」をご紹介します。

◆ 陰徳の習慣チェックリスト
   •   誰も見ていなくても挨拶をする
   •   トイレや公共の場を少しでも綺麗に使う
   •   SNSで悪口を書かない
   •   落ちているゴミを拾う
   •   自分に関係ないトラブルでも、助けられることは手を差し伸べる
   •   誰かの成功を、心から喜ぶ
   •   子どもや部下に対しても丁寧に接する


【7】まとめ:人の振り見て、我が振り直せ

人のふるまいを見て「それは違うだろう」と思ったら、
それはあなた自身の内面に向けたメッセージかもしれません。

「人の振り見て、我が振り直せ」

陰徳を積むことは、誰に見られなくても、神様が必ず見ています。
そしてその行いは、やがて大きな運気や信頼、チャンスとなって、必ずあなたに返ってくるのです。


最後に:自分だけの“見えない評価者”を持とう

誰も見ていないからこそ、
「今の自分は誰かに誇れるか?」
「自分が尊敬する人の前で、同じことができるか?」

そう自問しながら行動することで、あなたの人間力は磨かれていきます。

本物のリーダー、本物の大人、本物の成功者とは、
“見えないところ”にこそ品格がにじみ出る人です。