社会の方々は当然毎日、お風呂に入っている事だろう。一体何を話したいのかと言うと・・・

 

刑務所では一般的に週に2回しかお風呂に入れないのだ・・・

 

何故かというと、刑務官不足、水道代の問題が主だという。

 

僕は、経理工場(衛生係、炊場、営繕、内掃、舎内掃、図書など)にて作業している。

 

経理工場になると『汚染入浴』と言って、土日、祝日以外の毎日入浴する事ができる。立ち仕事がメインである為、どうしても汚れてしまったりと刑務所側の配慮であると思われる。

これは、全国の刑事施設、共通である。

 

だが、経理工場ではない者はどうだろうか?

 

夏は、もちろん冷房などあるわけがなく、汗だくにもかかわらず、作業終了後の足洗い』のみである。(施設によってはタオルを濡らして身体を拭く、拭身ができる) 

 

これについては、同じ受刑者としてとても可哀想であると思う。多くの受刑者は頭が痒くて仕方ないという・・・

 

だが、土、日、祝日は、経理工場も含め入浴が無いのである。

3連休など刑務所ではよくあるのだが3日間風呂に入れないのは実際本当にきついのである。想像してみてほしい。

※炊場工場に関しては、食事を作る工場である為、衛生的観点から毎日入浴が許される。

 

3連休明けには、朝からそんな汚い坊主頭の連中が工場に集まるわけだが正直不潔極まりない。そのまま朝から作業開始するわけだ。基本その日の夕方に入浴する為、実質4日入浴していない状態となるわけである。

 

休み明けの面会は臭いに要注意である・・・