シューマン作曲 ピアノ三重奏曲第3番 | 鈴木久美子のピアノライフと教室日記

鈴木久美子のピアノライフと教室日記

愛知県瀬戸市でピアノ教室を開いて30年になります。ソロリサイタルや、サロンコンサート等、積極的に行っています。
楽しい教室の活動、指導における思い、ブログに書いていきたいです。ピアノを通して感動したこと、心が豊かになったこと、綴っていきたいです。

学生の頃から
ずっと弾き続けている作曲家の一人

シューマン音符



大好きなシューマンの

少し至らないところが見えてきたあせる



フレーズが… 短いっキョロキョロ


それに、

崇拝するバッハを常に研究し、
ベートーヴェンを強く尊敬している割には、

曲の構成力においてはパッとしない…



などなど…



でも!!

シューマンの音楽は

やっぱり!!

ロマン派の中のロマン派



シューマンは、

とことん 夢想家照れ 無邪気口笛

とことん 詩的おねがい



ブラームスみたいに
「確固たる芯」はないけど、


感情の表現や
イメージの世界の表現に於いては

ピカイチキラキラ
*ショパンを超えて!








そんなシューマンの

ピアノ三重奏曲 第3番 Op.110 ト短調


メモ メモ メモ メモ メモ メモ

第一楽章の出だしは
不気味な空気が
弱く生温い風に乗って流れてくるように
始まります。

この出だしを弾く時
私は、目を瞑るといつも
紫色と茶色が混ざっていて、
そこに枯れた枝や
少し荒れる波が見えます。


かと思うと
羽が生えたように
軽やかに優雅に踊り出すような音楽むらさき音符むらさき音符


シューマンの幻想の世界
シューマンの目の前に
可愛い子どものクララが
現れたようです。


そしてまた、シューマンの悲しみの歌が…



メモ メモ メモ メモ メモ メモ


第二楽章の初めの2分間、
私はロベルトとクララ の
絡み合うような会話を聴きながら、
ふたりの愛の泉♡で心を和ませます照れ


やがて、ピアノも甘く歌い始め…
…それも束の間、
シューマンが狂ったかのように
激しく真逆の世界へ連れていかれますガーン


そこは、シューマンの
自分が壊れてしまいそうな恐怖感が
動的な音型に表れています。


こういうところが
『シューマン独特の音楽』
でも!決して感情だけでは弾きたくない

本当に、シューマンの純粋な心
音楽にして表現したいです。

(最後の美しさは涙が出るほどです)



メモ メモ メモ メモ メモ メモ


第三楽章は、もう完全に気持ちが崩壊しているかの音楽でスタートします。

とても短い息遣いで

駆け上る 駆け上る…右上矢印右上矢印右上矢印


かと思ったら
また心和む弦のメロディ照れチューリップピンクチューリップピンクチューリップピンク


そしてまた
追い詰められたような音楽に戻ったと思えば


はい、キタ〜〜〜ッ笑い泣き

付点ちゃん。



シューマンの大好きな付点音符。

タッカ タッカ タッカ 馬馬馬馬馬



はじめはこの付点が好きじゃなかったけど、
今は、病みつきになっている私ラブあせるあせる




メモ メモ メモ メモ メモ メモ



第四楽章は、希望に満ちているような力強い音楽。
どっしりとしたテンポで始まり、終始ほぼフロレスタンの一人舞台です(笑)


謝肉祭の出だしのような
堂々とした晴れやかな気持ちで
演奏します。



ブルー音符ピンク音符むらさき音符ブルー音符ピンク音符むらさき音符ブルー音符ピンク音符むらさき音符ブルー音符ピンク音符むらさき音符ブルー音符ピンク音符





わぁ〜、本番はもうすぐだーーっ
(ワクワクラブ


この音楽に、
そしてシューマンに、
自分のすべてを溶け込ませるように演奏したいです。

私達の熱い演奏を聴きに来てくださいハート