蔡英文総統官邸を去る お疲れさまでした
世界に台湾を認識させた偉大な指導者
2期8年、台湾総統を務めた蔡英文氏が昨日、
その任期を終えて、官邸を後にした。
官邸最後の日、蔡氏は愛猫の蔡祥祥を抱いた写真を公開した。
蔡氏はこの撮影後に8年間を振り返った。
「総統ありがとうと言われるのが普通ですが、
実は一番お礼を言うべき人は私なんです。 8年前、台湾の変化と期待を託す機会を
与えて下さった台湾の人々に感謝し、改革を信じて総統官邸に足を踏み入れました。 8年前の就任式で、この国の変化をみんなに見てもらうと言ったのを覚えています」
と述べ、
「これからも皆さんと肩を並べて歩んでいきます」と締め括った。
「8年前を思い出して欲しい、当時台湾という存在をどれほどの人が、
認識していただろうか、一党独裁が長く続いた小さな島という印象を
一人の女性が変えたのだ」(BBC)
「アジアで初の同性婚を合法化した時、日本や韓国より民主主義が浸透している
事を世界は知った。コロナが世界規模で猛威を振るった時、WHOに除外されている
台湾が流行を封じ込めたことに、我々は驚かされた。これらを成し遂げたのが
蔡英文氏だった」(CNN)
(総統府を退出する蔡英文総統 19日午後)
蔡英文氏の総統選勝利を台北の民進党本部前で見守ってから8年が過ぎた。
中国共産党の恫喝に屈することなく、台湾の自由と民主主義を発展させ、
国民に「台湾人意識」を浸透させた蔡氏の指導力に感服させられた8年間だった。
そして、日本で事が起きるたびに、真っ先に温かいメッセージを発信してくれた事に、
心から感謝いたします。
蔡英文総統、8年間お疲れさまでした。
いつか必ず、日本へお越しください。 英粉より