台南「313正義と勇気の日」とは
228事件で市民を護った坂井徳章を讃える
1947年2月28日に起きたいわゆる「228事件」では、
各地で著名な人士が国民党によって銃殺された。
その中に、台南市で人権派弁護士として活躍していた
日台ハーフの湯徳章(坂井徳章)がいた。
湯徳章は、228事件で国民党軍と戦おうとした台南市民を説得して、
話し合いを求めて軍に出向いたところを逮捕され、
拷問を受けたが、抵抗する市民の名前を言わなかったため、
3月13日、市中を引き回された末、公園で銃殺された。
台南市は湯徳章の正義と勇気を讃えて、
2014年、銃殺された3月13日を「正義と勇気の日」と定め、
2022年、蒋介石の名を付けた「中正路」を「湯徳章大道」に改名した。
廃屋となっていた湯徳章の自宅は、市民からの寄付で修復され記念館に
なっている。
湯徳章の生涯を描いた映画「湯徳章を探して」は5年の歳月を費やして
このほど完成した。
映画は明日15日に公開される。
日本でも是非公開して欲しい。