ロシアの勝利は世界の終わり | 洋左右的人生

ロシアの勝利は世界の終わり

 

ロシア軍 東部攻撃態勢を完了更なる虐殺の連鎖が起きる

ロシアはウクライナ侵略部隊の総司令官を任命し、

軍を東部に移動、これに新たな部隊を加えて、

ウクライナ東部への総攻撃態勢を完了した。

現在、多くのメディアがブッチャタウンの生き残った住民の口頭での声明を連続的にインタビューし、記録しています。 写真/ロイター

ブッチャ近くの墓地。 写真/AP通信

ロシアの侵略開始から50日、

ウクライナではどれほどの市民が犠牲になったのか、

私達はすでに確たる数が分からなくなってきた。

国連も千数百人という中途半端な数を出し、

「戦闘が激しく本当の犠牲者はこの何倍に達している恐れがある」という

言い訳に終始している。

 

ウクライナ政府は、国内外への避難民が450万人、犠牲者は2~3万人と

発表している。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も7日、心配そうに不満を述べた。「虐殺されたブッチャの町よりも悲劇的な町は他にもある。

正確な数は分からないが、確かなことは狂人プーチンによって、

ウクライナと言う国が、殺戮と破壊の限りを蒙っているということだ。

旧ユーゴ紛争を超えて、ヒトラー以後最大規模のジェノサイトが進行しているのだ。

       (母の墓の前に佇む6歳の男の子 虐殺があったブチャ)

イルピンの戦場にいるウクライナの兵士と犬。 写真/ロイター

                  (主人を探す犬 イルピン)

写真/ロイター

            (飼い主の車の側を離れない犬 ブチャ)

この戦いがロシア(プーチン)の勝利になれば、

それは今後、世界がロシアの核に怯え、石油や天然ガス、石炭といった

エネルギーをロシア(プーチン)の一存で左右されることになるという事だ。

 

そして、ロシアに似たような独裁や軍政という全体主義国家が、

ロシアに倣えとばかりに、世界各地で支配を広げるための軍事行動を

起こすきっかけとなるという事だ。

 

中国の台湾侵攻はより具体的になるだろうし、南シナ海支配はさらに拡大するだろう。

北朝鮮も図に乗り核実験や麻薬、偽ドルなど悪の限りを尽くして、

今の体制を維持しようとするだろう。

 

ロシアが勝つか負けるかで世界は一変する、

停戦交渉は意味がない、と以前ここで書いたのは近いうちにロシアが総攻撃を

仕掛けてウクライナを敗北に追い込む可能性が見えていたからだ。

 

今や「ウクライナに平和を」ではなく「ウクライナに勝利を」と声を上げる時だ。