元ミスミャンマー 武装組織に参加
各地に武装組織、国軍との戦闘拡大
ミャンマーでは、国軍の無差別発砲により、
都市部での大規模デモは姿を消したが、抵抗が無くなったわけではない。
それどころか、デモよりも軍との武力対決を選択する若者が増えつつある。
ミャンマー西部では、人民防衛軍と名乗る武装組織が今週、
国軍の基地を2度に渡り攻撃、兵士15人が死亡した。
反政府メディアによると、この組織は他の組織が使用する狩猟用の銃ではなく、
AK47やM16の自動小銃で武装、手榴弾を使用した。
また兵士の服装から、人民防衛軍は少数民族の武装組織ではなく、
訓練を受けた若者の抵抗組織と見られている。
ミャンマーでは、カレン民族解放軍(写真)などこれまでに少なくとも5つの
少数民族の武装組織が国軍との戦闘に突入していて、
今後人民防衛軍のような若者による抵抗組織が増えるものと見られている。
それを象徴する動きが起きた。
2013年のミスインターナショナルのミャンマー代表に選ばれた
ヘルタハトさん31歳はツイッターで、
「人生をこの戦いに捧げる」と表明した。
彼女は軍のクーデター以来、街頭で抗議活動に参加していたが、
ここ数週間、姿が見えなくなっていたという。
ヘルタハトさんはツイッターとともに写真を公開、
現在軍事訓練を受けていることを明らかにした。
ヘルタハトさんは40日以上の訓練を受けているとしているが、
場所や訓練を受けている軍事組織は明らかにしていない。
軍に対する武力闘争が燎原の火の如くミャンマーの大地に広がっている。