台湾 米の収穫始まる
二期作 コシヒカリも生産
台湾各地でコメの収穫が始まった。
台湾では、6月と11月の2回、コメが採れる。
台湾で二期作の規模が拡大した背景には、コメの品種改良に取り組んだ
磯永吉博士、嘉南平原の水路の源である烏山水庫の技術者、八田與一氏らの
功績がある。
彼らの尽力により、台湾の食糧不足は解消され、
統治時代は、コメの端境期を迎える6月、日本内地へ輸送するまでになった。
(11月、収穫直前の台東県池上の水田地帯)
日本統治時代、池上や雲林などの産地では
皇室献上米が作られ、池上では今も
「皇室献上米」と銘打ったコメも売られている。
近年ではコシヒカリも生産、
さらに日本の品種と蓬莱米を交配させる研究も盛んで、
台湾米の味は確実に向上している。