逝去4年李登輝氏の意志受け継ぐ頼総統
就任時より高い頼総統の支持率55%
美麗島通信社の7月の世論調査によると、
頼清徳総統の支持率は55,2%で、6月より1,5%上昇した。
5月の総統就任以来、支持率が上昇するのは極めて異例だ。
専門家の分析によると、頼総統の支持率が高いのは、
*反中国 統一反対
*腐敗・汚職に厳しい
*市民の意見吸収 という3つの姿勢が明確に有権者に伝わっているからだと
いう。
頼総統の高支持率は政党支持率にも表れている。
民進党は46,9%で国民党の32,3%を14ポイント引き離している。
頼総統は、故李登輝元総統逝去4周年の30日、
コメントを発表、
「李登輝氏に教えを受け、何度も励まされたことに深く感謝する」と述べた。
そのうえで、
「台湾を民主主義に導いた努力を忘れず、台湾が平和に発展していくために
全力を尽くす」と決意を表明した。
今年5月20日、頼総統は就任演説で、
「中華民国(台湾)は主権国家である」と述べた上で、
「中華民国と中華人民共和国は互いに従属しない」
つまり、別々の国であると明言した。
これを最初に言ったのは故李登輝氏で、頼総統は就任演説で
李登輝氏の意志を受け継ぐことを強調したのである。
私たちも台湾の人々と連帯して、李登輝氏の意志を受け継いでいくことが大切だ。
北朝鮮 父から娘へ権力移譲か
韓国が分析 金正恩は高血圧と糖尿
「天変地異以外のあらゆることが起きる」それが独裁国家である。
法治ではなく人治の国では全てのことが独裁者の胸三寸で決められるからだ。
韓国聯合ニュースは、韓国の国家情報院が29日、
北朝鮮の金正恩総書記の娘である金主愛氏が「後継者」の訓練を受けていると
発表したと報じた。
国家情報院は金主愛(推定12~13歳)が現時点で最も強力な後継者であると
分析すると共に、
金正恩の健康状態についても推測した。
分析によると、金主愛が参加した活動の60%以上は、
父の金正恩に同行して軍事関連の視察であり、
北朝鮮が娘を「ガイド」と呼ぶことから判断すると、金柱愛の後継者としての地位は固まった。
一方で他の兄弟が後継者になる可能性も全くないわけではない、としている。
なんのことはない、このまま行くと次の権力者も金正恩の身内ということになる。
国家情報院は、金正恩の健康状態についても推測している。
それによれば、現在体重は140キロあり、常にストレスを抱えて、
飲酒と喫煙の依存症がある。
このため、肥満度指数のBMIは45(標準は22)で、心臓病のリスクが高く、
高血圧と糖尿病を患っていると推測している。
北朝鮮国営TVは一昨日、北部で起きた洪水被害を視察する金正恩の姿を
伝えた。
金正恩は専用車で現地入りしたが、避難民を乗せたヘリの近くに来ると、
椅子に腰かけて様子を見守っていた。
立っている事や歩行が困難なことを示す貴重なシーンかも知れない。
五輪中は「休戦」だ
ロシア、イスラエルは五輪憲章違反
「平和の祭典」が偽りであってはならない。
「休戦」は古代オリンピックの原則であったが、
戦争や国際紛争の度に近代オリンピックは中止を余儀なくされたり、
政治的ボイコットに利用されてきた。
1984年ロス五輪以来、大会が完全商業化されたが、
IOCと国連は五輪開催中の「休戦」を呼び掛けて来た。
IOCは1992年、この原則を復活させて翌93年の総会で
「五輪開催前7日と閉会後7日まで休戦とする」ことを全五輪参加国に要請した。
パリ大会は、五輪開催前7日からパラリンピック閉会後7日の2か月間を
「休戦」とするよう求めている。
国連はこの期間を利用して「停戦」や「和平」の実現に当事者が努力することを
求めている。
これらの呼びかけにも関わらず、イスラエルはパリ大会2日目の27日に
ガザを空爆し、30人が死亡、100人余が負傷した。
ロシアは連日ウクライナ攻撃を続けていている。
イスラエルは国家として、ロシアは個人としてパリ大会に参加している。
五輪を「平和の祭典」と認めるなら、イスラエルとロシアが行っている殺戮を
非難し、制裁することが前提となるのではないか。