みなさん、いつもありがとうございます。

日経平均株価は、2月23日史上最高値を更新といいつつも、TOPIX(東証株価指数)は、1989年12月20日の最高値2884.80に対し、2024年2月23日終値で2660.71、最高値まで224ポイントほどある。

TOPIXは、東証上場2200銘柄の時価総額から算出しているのに対し、日経平均株価は、東証プライムの225銘柄の1株あたりの株価により平均株価を算出するので、ファーストリテイリングや東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどの株価の変動が大きく影響する。

というわけで、TOPIXの方が、多くの企業の株価の変動に連動しているのかな。

株価の動きは、すこし置いておいて、物価について考えてみたい。

日本銀行の植田総裁が、2月22日の衆議院予算委員会で、いまの日本経済はデフレでなく、インフレとコメントした。

物価の状況を表す指数として消費者物価指数(CPI)がある。
2020年を基準年として、100とし、600品目程を取り上げて、指数化している。

最新の2023年12月で、総合指数が106.8、生鮮食品を除く総合指数が106.4、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数が105.9

1年前の2022年12月だと、それぞれ指数が、104.1、104.1、102.1

どの指数をみても、1年前より物価は上昇している。植田総裁のコメントどおりの内容。

値動きの大きい生鮮食品や資源高の影響を受けやすいエネルギーを除いた指数(コアコアCPI)が、インフレやデフレを判断するときの指数となる。

日本経済、とくに物価の変動を見極めるため、消費者物価指数に注目していきたいと思います。