こんにちは
松花堂昭乗研究所です
先月から定例講座、特別講演会、と行事が続いておりますが、11月12日(土)、11月定例講座を開催しました。
前半は「松花堂昭乗他書状巻」(松花堂美術館蔵)所収の第6通目の書状をよみました。
今日の書状は豊蔵坊信海が中村久越にあてた書状です。
日付は、「壬五月八日」とありまして、十干の「壬」年と読むのだろうか・・・と思いましたが、「壬」は「閏」の異体字と考えたほうがよいと、Oさんにご指摘頂きました。
「閏五月」がある年ということで年を絞ると、正保2年(1645)と考えるのが妥当ということになりました。
年代が特定できると、とても気持ちが晴れますね。
信海さんと久越さんは、とても仲がいいみたい。
そんな雰囲気が伝わる内容でした。
後半は、先月に引き続き、Aさんに「八雲御抄」を担当していただきました。
露と霜という語は、ともに秋の歌語として用いることなど、今の時期にぴったりな歌語があげられていました。
Aさん、今月もありがとうございました。
来月はOさんにご担当頂きます。
来月といえば、もう12月なんですね。
閏月があればいいのに、と少し思いました。
来月の定例講座は12月10日(土)です。
どうぞよろしくお願いいたします!