高校生から大学生にかけてかなり忙しく充実した日々を送っていました。バイトを掛け持ちしながら、ダンスを週3日別サークルに通っていました。

平日は、学校終わった後ダンスの日か1時くらいまでバイトの日、土日は、朝7時半から夜中の2時までバイト(掛け持ち)と休みのない感じです。

バイトは片方が扱いが雑で5店舗くらいの姉妹店にたらい回しにされていましたが、それはそれで色んな体験が出来て楽しくやっていました。

ダンスも、知らない人ばかりのサークルにも積極的に参加して友達もたくさん出来ました。

そんなある日、お風呂上りに耳に水が入ったようで出てこず、すごい嫌な気分になっていました。それが翌日になっても抜けず、どんな事をしても無理なので不快な感じでした。

数日後からは、耳鳴りがし始めて、他人の話す声が、ピーピーという音で聞こえるようになりました。

その時はまだ病気の前ぶれとは思っておらず、ストレスでしたが、いつもの生活を続けていました。

すると、ある日のバイト中突然今までにないくらいの立てないくらいのめまいがしだして、慌てて親に電話をかけました。

その瞬間、吐き気が止まらず立つ事も出来なくなり倒れてしまいました。

職場の方が気付きすぐ市民病院に運ばれました。

めまいがひどく目を開けていられないので閉じていました。

そして、とにかく吐き気がひどく、話す事が出来ず、目を開ける度に目が回って吐いていました。

もちろん病院も車椅子で移動しましたが、目をつぶっている為、まっすぐ進んでいるのにずっと右回りに螺旋状に進んでいる感覚でした。

余りに螺旋状に進むので、少し目を開けるとすぐにまた嘔吐。辛すぎて気絶寸前で、大嫌いな注射も、とにかく治るなら太い注射でも手術でも早くやってくれと思うくらいでした。

親も病院に駆けつけてくれてすぐ診察に入り、結果メニエール病と診断されました。

そして、点滴を打ち、落ち着くまで病院で横になり帰宅しました。

診察の際、精神的にも体力的にもかなり疲労で限界来てるようです。

と言われましたが毎日楽しく充実していたので自覚はありませんでした。(後から考えれば、かなり体は無理させていたと思いましたが...)

先生には、あなたはストレスを感じにくいようですね、ストレスを感じにくい人は気付かないうちに疲労が溜まってこのように急にバタっとなるので気をつけないと行けませんよ。と言われました。

それから、1ヶ月は安静にと言われ、ほぼ寝たきり生活を送り、その後も数ヶ月は地元の耳鼻科で点滴を受けに通院しました。薬は吐き気止めや胃薬など7種類のみ続けました。

メニエール病は、一度なると繰り返しなる可能性のある病気です。つまり持病です。

なので、症状が治っても、油断出来ないし、無理をしてはいけないので、これまでの生活もバイトも1つにし、ダンスも減らし、休みもきちんと作るようにしていました。直射日光などもあまり良くなく日差しの強い日はサングラスが欠かせません。

それから8年は再発していませんが、偏頭痛が頻繁に起こるのと、頭痛がするときにはめまいがかならず起こるといった三半規管は弱ったままのようです。

あの頃のような気絶するくらいひどいメニエールにはかかってはいませんが、これからもいつなるか分からないので、ストレスをためないように気をつけて生活していこうと思います。