耳管開放症という症状を聞いたことはありますか?

最近はテレビやネットなどでは、この症状に関しての情報を目にすることができるようになり
ましたが、それでもまだまだ知らない人は多く、なかなかその辛さをわかってもらえないもの
です。

これは、その名の通り、耳の中にある耳管が開き、その状態が長時間、または長期続いてしま
うものです。

症状としては、新幹線に乗った時や、高層階までエレベーターで一気に上がった時などに一瞬
耳がおかしくなるあの感じの、ちょっとひどい状態がずっと続いてしまう感じです。

呼吸をするだけで、耳の中からゴーゴーと音がこだましたり、自分の声が耳の中からエコーが
かかったかのように響いて聞こえたり、そのため、周りの音が聞こえづらくもなります。

人によって、その症状の出方はまちまちですが、私の場合こんな感じで、しかもそのまま我慢
して、立っていたり、なにか作業していたりすると、目に入るもの全てが黄色と黒だけの色に
なって、最後に耳がピー! っといって倒れます。

耳の不調ですから、めまいや吐き気を伴う時もあります。

この原因は、急激な体重減、激しい運動後、ホルモンバランスの乱れ、妊娠などと言わますが、
小学生の頃からこの症状で悩んでいる私の経験からすると、カラダにちょっとしたストレスが
加わるだけで現れます。

激しい運動やホルモンバランスの乱れもそうですが、カラダに合わないカフェインやアルコー
ルを摂った時、空腹時が続いた時、血糖値が下がった時、疲れた時、風邪の引き始め、頭痛が
した時、寝不足が続いた時など。
とにかく、自分のカラダが少しでもストレスを感じた時や、自分のカラダに合わないものを摂
取してしまった時に出るとわかりました。

治療法はある様ですが、完治に及ぶものはないそうです。

加味帰脾湯という漢方薬を処方され、血流を良くしたり、鼻から生理食塩水を流したりもする
そうですが、どれも一時的に楽になりはしますが、完治には至りません。

またそのうち症状が出ます。

それから、耳管あたりにピンを入れるという手術もある様ですが、狭窄症の心配が出てくるそ
うです。

なので、この耳管開放症で悩む人は、少々難しいですが、この症状を治すというよりは、症状
を出さない様にする事が大事なんです。

私の場合、徹底します。 だって、この症状はホントにつらいですから。

カフェインはとりません。アルコールもとりません。

また、空腹時を長時間続けないために、いつも何か食べられるものを常備しています。

また、やりたくてもジョギングや激しい運動はしません。 登山もしません。

寝不足もしません。風邪の予防も徹底的にします。頭痛がある時はずぐに鎮痛剤を飲みます。

カレーの隠し味のコーヒーだっていれません。

などなど、やってはいけない事、やらなきゃいけない事が増えますが、耳管開放症の症状が出
てしまえば、仕事もプライベートもまったく集中力が持てなくなりますので、頑張ってやりま
す。

もし、この症状でお悩みなら、まずは自分がどういう時にこの症状がでるのか理解して、やって
はいけないこと、やらなきゃいけないことを決めてみると良いと思います。