レディース用のLやAのクラブ、男性用でも40~50g台のRやSRなどのクラブ、上手くしなりを使えていますか?
アイアンなどは短いですから、それほどしなり戻りを意識できるとは思いませんが、ドライバーやウッドなどはシャフトのしなりを使って打つことが重要になります。
先週、家族で打ちっ放しに行った時に奥さんが久しぶりに7番ウッドに挑戦していました。
今まではウッドが上手く打てずにユーティリティーしか入れていなかったのですが、やはり長いホールで少しでも飛ばしたいらしくウッドの練習をし始めました。
ウッドのシャフトは長いです。
奥さんは長いのにアイアンと同じようにクラブを立てて上下に振ってしまう。
だからトップも出るしダフリも出てしまう。
奥さんに説明したのは
硬いシャフトじゃないと思い切り振ってしまったら、左右どこに飛んでいくかわからない。
せっかく柔らかいシャフトを使っているのだからシャフトに仕事をさせればいいということ。
最初からテイクバックは大きくとれば、それだけシャフトの挙動を制御するのが難しい。
だから少し浅くして上から下に振るのではなく右から左に振っていくこと。
教えたイメージを書いていきます。
クラブを振るイメージではなく、ヘッドでボールを弾くイメージをもつ。
インパクトでクラブをボールにアジャストさせる。(自分でコントロールしてヘッドをぶつける。)
手元を止める意識が無いとクラブを振ってしまう。
釣り竿で重りを遠くに飛ばすためには頂点で竿を止める。
インパクトで手元を止める意識を持つのだからフォローは振るというより惰性で回ってしまう感覚
私のイメージは鞭でカウンターを入れる感じです。
子供の頃、濡れタオルを振ってパァンと音を鳴らした経験ありますか?
あのイメージでカウンターを入れると逆しなりで球を打つ事ができます。
また、下記のようなイメージも近いです。
こんな感じでパチンと弾く感じのイメージ
とにかく手本を止めないと狙いに対してしっかりと弾けません。
頭の中で打つイメージがしっかりできないと、体がその通りに動きません。
どういう打ち方をすればいいのか、しっかりとイメージさせました。
奥さんは釣りのキャスティングが一番しっくりきたそうです。
ヘッドをボールに対してキャスティングするイメージで、上手くウッドが打てるようになってきたようです。
昨日もイメージや打ち方を忘れないように早く練習に行きたいと言っていました。
私の話になるのですが
硬くて重いシャフトはしなりをイメージすることは難しいですよね。
ダイナミックゴールドのS200をアイアンに入れているのですが、あまり「しなり」という感覚はありませんが、私には柔らかいようです。
少し力を入れてしまうと球がふけあがっていくのでスピン過多なのでしょう。
少し力を抜いて打てば大体、真っすぐ飛んでいきます。
それが8割の力で打つという事でしょうか?7割かもしれませんが
アイアンセットはすぐにシャフトを変えられません。(だって高いし)
だからずっとDGのS200を使い続けています。
結局は自分が道具に合わせればいいという事なんですよね。
柔らかいシャフトを使っている人は毎回、真っすぐ飛んでいくシャフトの限界を理解できるようになるとスイングが安定してくると思います。
たまたま思いっきり振って真っすぐ飛んでいくのは「まぐれ」なのです。
それを狙ってもゴルフが上手くはなりませんよ!
でも実はそれがドラコンの打ち方です。
鞭で球を捉えるというか、そこまで極端ではないですが柔らかいシャフトのしなり戻りのタイミングに合わせて飛ばす。
思いっきり体重移動をして切り返しで高いトップの位置から一気に振る
ドラコン選手は50g台のRシャフトを使っている人もいます。
ドライバーと他のスイングがバラバラになるので、おすすめはできませんが、それでも飛距離というならばドラコン選手の打ち方を研究すれば飛距離アップできますよ。
感覚が良い人、器用な人じゃないと難しいです。
そして膝と腰のケガに要注意です
普通の人は柔らかいシャフトをゆっくり振って、ヘッドスピードを落としたり、力をどこまで抜いて打つか調べることが重要だと思います!